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パピルスに書く(描く?) [イラスト]

カテゴリーに悩みつつ、そろそろ古代エジプトのカテゴリーを作るべきなのかを本気で悩む今日この頃。こんにちわ、美鈴です。仕事も一応一段落しまして、束の間の休息を味わっている感じなのですが、明日から3月ですので、定期の仕事もやりつつ確定申告をしなければならないという時期でございます。でも、ゲームもしたり外出も出来ているので幸せです。先日は平沢進さん好きな方ともお茶をしてきたりと、なかなか私にしては積極的な交流が出来ました。楽しかったです♪

さて、今日のブログはタイトルどおり、ずっと気になっていた事をやってみましたので、簡単に感想?などを。古代エジプトにはまってから、色々な書籍を読んだり(積んだりw)、ヒエログリフも少しづつですが勉強しています。そんな中で、絵を描くものとしては気になることがあります。古代エジプトで使用されていた紙、パピルス。古代エジプトのことを詳しく知らない方でも名前くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか?実は、ヒエログリフの事を知りたいと思った時に購入した本に、おまけで葉書よりも少し大きいサイズのパピルスが2枚付いていました。これにいつかは絵を描きたいと思っていたのですが、絵の具の種類などがわからず放置しておりました。

そこで、古代エジプトで使われていた画材で描くのは難しいと思いまして、では、家にある画材で綺麗に描けそうな物を探そうと思い、今回一枚を犠牲にして色々と描き具合などを調べてみる事にしました。調べるといっても、まだ線画を描くだけですが。とりあえず、私が良く使うもの、これが使えたらいいなと思う筆記用具で4つほど実際に描いてみました。以下がその画像です。スキャンした画像ですと全部同じに見えますが、実物を見ると、光沢は筆ペンが一番いい感じに見えました。
Papyrus.jpg
筆記用具はパピルスにも少しメモ程度に書いてありますが、今回試しましたのは

「ピグマ」「ZEBRA・Gペン+開明墨汁」「コピックマルチライナー」「ぺんてる・筆ペン」

書き味的にはピグマもコピックマルチライナーも似たような感じなのですが、これをわざわざ2種類として試してみたのは、後々色をのせる時にコピックが使えるかという事も考えてのことです。ピグマはコピックを乗せると恐らくインクが溶けとるのではないかと思いましたので(まだ試していないので分かりませんが)…。「一応」耐水性のピグマの方は水彩やアクリルをのせてみようと思いまして念のために書いてあります。コピックマルチライナーで事足りる気もしますが、一番家に本数があるのがピグマなので、これで線も書けて色も問題なくのせられれば嬉しいかなと思いました。

さて、書き味についての個人的な感想を書きます。あくまでも個人的な感想ですので、ご注意下さい。予想はしていましたが、筆ペンが一番滑らかに描けた感じがします。簡単に書くと

筆ペン>ピグマ/コピック>Gペン

紙の繊維が結構自己主張が激しいので、Gペンや先の硬いペン先のものはパピルスの繊維を引っ掛けてしまう傾向があるようです。引っかかると若干繊維にそってインクがにじむ感じ。またまっすぐ線を下に引きたいときに、繊維が邪魔をしてひけない事もありました。繊維にそって少しだけ曲がった線が引けてしまう事もある感じですね。でも、比較的いいパピルスなのか、どこのパピルスもこういった感じなのか分かりませんが、使ったパピルスは線のにじみは少なかったと思います。

しかし、筆ペンは私は使い慣れていないので、細かい絵をパピルスに描こうとなると難しい気もしました。出来れば筆ペン以外のものが細かい描写には適していそうな感じ。でも、筆ペンの(慣れていないせいもあるのでしょうが)何ともいえない強弱のついたタッチは味があって好きです。これを細かい描写にたえうるくらい練習すれば、面白い作品が描けそうな気はしました。あと、当たり前ですが筆ペンですと墨ベタが綺麗です。ですが、パピルスは若干紙よりも乾くのが遅そうですので、こすらないように注意しないと危険かも。右利きの場合は(向かって)左上から計算して書き上げていかないと、出来上がる頃には色々なこすり汚れが出来そうです。墨ベタは色をのせる予定があるのなら、全部の工程がすんでからのほうが良さそうです。

ちなみに下段の向かって右側、これ、フラミンゴなのですが、古代エジプト美術館さんの土器展(先日終了しました)で展示品に描かれていたものです。可愛かったので、ベタの乾燥具合をみるのに描いてみました。ベタ以外の線の部分は思っていたよりも乾燥が早かったのですが、ベタは若干乾くのに時間がかかりました。きちんと乾燥したところを見計らってスキャンをかけましたが、もっと乾燥させてもこれに色をのせるのは難しそうな気がしています。となると、色をのせるのが前提の線画は、アクリル絵の具(あるいは油性のマーカー)などで描かないと難しいのでしょうかね。油性のマーカーはまだ試していないので、今日コタツに入りながら書いてみようと思っています。

とりあえず、ひと月ほど乾燥させてみます。インクの変色などはさすがにひと月という短期間ではないと思いますが、一応その辺も観察しつつ、ひと月後くらいに時間に余裕があれば彩色などもしてみようと考えています。ただ、来月から少し忙しくなりそうな予感ですので、その時期に試せるかは疑問ですが。

というわけで、軽く線画の実験でした。ちなみに、フラミンゴ以外は古代エジプトのファラオの名前を書いております♪ では、今回はこの辺で!

追記:このヒエログリフを書いていてフッと疑問に思ったのですが、上段向かって右側のカルトゥーシュ内の王名はどちらから読むのが正しいのでしょう。普通、ヒエログリフは動物などが向いている方向から読むのが正しいようですが、これ、上の人物(というか神様?)が向かい合っています。あれですかね、より偉い神様の向いている方から読むとかなんでしょうかw そんな疑問を抱きながら描いていたラムセス2世の王名でした。
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