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川合玉堂展内覧会 [展覧会/講演会他]

内覧会…やっぱり良いですよね…!

百聞は一見に如かず…ではありませんが、絵画や美術品の展覧会のレポートを書くのに、作品の画像が一枚もない記事で何が伝わるのだろうかという事にいつも頭を抱えていました。文才があればそれなりに伝えられるのでしょうが、それでも作品を見たほうが感動や素晴らしさは伝わると思うのです。しかし、現在の美術館や博物館ではほとんど一般入場者に撮影の許可を出していません。まぁ、色々な人が大勢詰めかけるので作品にもしもの事があっては一大事なのと、作品の著作権などもあると思うので仕方がないと言えばそうなのでしょうが…ならば、美術館側で使用してもいい展示品の画像などをサイトなどで公開しておいて頂けると非常に嬉しいのですが、やっている所はほとんどありません。とはいえ、私のような一般人ですと、なかなか内覧会の情報がつかめない。知った時には内覧会の募集が終わっていたりと不運続きでした。

そんな中、数年ぶりに運が巡ってきたのか行ってみたいなぁと思っていた「川合玉堂展」の内覧会情報をキャッチ。生誕100年 東山魁夷展以来の内覧会情報に心躍りました。というわけで、ネット上で応募。今回の内覧会は一部作品をのぞいて写真撮影が可能。また入場料の割引と、和菓子が食べられる特典付きでした!加えて、館長さんのギャラリートークと、人気のブロガーさん(内覧会共催のTakさん)のお話なども聞けて内容盛りだくさん!久しぶりの楽しい絵画鑑賞でした。や、貴婦人と一角獣展も素敵でしたし、他にも実は色々と展覧会には行っているのですが…上記の通り作品の画像がない物に対してあれが素敵これが凄いと言っても伝わらないし、どうも書いてて辛くなってしまうのでブログで公開出来るような記事は書けませんでした…。

さて、どうでもいい前置きが長くなってしまいましたが!行って参りました、内・覧・会!
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もっと内覧会情報のアンテナをのばしつつ、今回の玉堂展内覧会についてのお話をしたいと思います。写真付きで感想が書けるこの喜び!!素敵な企画を有難うございます!今回の企画の詳細はこちら。(イベントは終了しております)。詳細にも書かれておりますが、玉堂展の作品とのコラボ和菓子というのがあります。その辺は後ほど、和菓子製作の裏話などもお聞きできたので写真と共に触れたいと思います。

また、この展覧会は川合玉堂氏生誕140年記念に開催され、山種美術館所蔵の玉堂作品を前・後期展示に分けて71点全点展示するようです。冊子の形態をとっている都合上どうしても限られたページしか見る事が出来ない写生帖なども、全部ではありませんが前期後期で違うページを見る事が出来るそう。玉堂氏の作品を一度に沢山見る事が出来る数少ない展覧会ですのでお見逃しなく!

・川合玉堂 生誕140年記念特別展
・2013年6月8日~8月4日(後期:7月9日~)
・山種美術館

というわけで、何となくの展覧会概要等もだいたい書かせていただいたところで内覧会のお話に戻ります。
今回の内覧会、何が嬉しいって館長さんのギャラリートーク付きだったという事。図録や展示物の近くに添えてある解説などでも作品は楽しめると思いますが、やはりそれ以外のちょっとしたお話はより一層作品鑑賞を楽しいものにすると私は思っています。今回、川合玉堂展を開催している山種美術館・初代館長の山崎種二氏が玉堂氏と親しかったという事で、普段は伺うことの出来ないお話なども現・館長さんのトークの中に入っておりました。例えば、床の間に玉堂氏の絵が飾ってあったとか。これは絵画を所蔵している方であったりすれば普通のことなのかもしれませんが、そういうのに程遠い私からすれば「床の間に!!凄い!」と思うわけです。我が家にも床の間はありますが、仏壇等があるだけで絵などは一切飾っておりませんしねw

折角館長さんからそんなお話を伺ったので、では自分がもし、玉堂氏の作品を自由に扱うことが出来て、床の間に飾る事が許されるのならどの作品がいいかなと言う事を考えてみました。床の間に飾ることが前提ですので、展覧会で軸装されている作品の中から選んでみたいと思います。ちなみに写真ですが、内覧会参加者のみ撮影・掲載許可がおりております。普段の展覧会時は撮影はできませんのでご注意下さい。また、このブログに掲載されている写真は私が撮影したものなのですが、館内の照明が若干落とされておりました関係で私の腕ではなかなか綺麗に撮影できませんでした。若干色味などの補正は行っておりますが、きちんとした色ではありませんので実物を見て頂ければ幸いです。どの作品もとても綺麗ですので!

話がそれましたが、そんなわけで床の間に飾りたい作品を選抜!1点に絞るのが大変でしたが…個人的な好みの傾向としてがっつりと細かに描かれた作品が好きなのと、やはり展覧会のときに一番最初に目に飛び込んできた作品という事で「鵜飼」がいいと思いました!
鵜飼.jpg

ちなみにこの作品、玉堂氏が21歳くらいの時に描かれたものだそうです…。色々な努力の末、ここまで描ける様になったのだと思いますが…私が21歳の時はどんな作品を描いていたかなぁと思うとちょっと自分にガッカリもしたり。それはさておき!床の間に飾りたいと思うこの「鵜飼」ですが、写真では非常にわかりづらくて恐縮ですが、とにかく緻密に描かれております。生い茂る木々の葉は、部分によっては黒で一回奥の葉が描かれてそこに重なるように緑の葉が描かれていました。そして険しい断崖絶壁。ゴツゴツと描かれた筆のラインが岩の険しさを更に強調しているようでした。作品の下の方では鵜飼という漁法で人々が漁をしています。水の流れと篝火の描写もまた美しいです。

しかし!実は私の家に鵜飼を飾るには作品が立派すぎてかなり部屋の方が負けてしまいそうなので…もう少しほんわりとした雰囲気のものがいいのかなぁと思いました。玉堂氏の作品はのどかなものも多数ありますので、優しいオーラを放つ作品を選ぶとしたら…「山雨一過」でしょうか。
山雨一過.jpg

実は雰囲気的には「二日月」という作品が好みなのですが、爽快感などがあったほうが部屋になじみやすいのかなぁとか、奥行きのある作品は部屋を広く見せるのではないかと思い「山雨一過」をチョイス。雨が通り過ぎたあと、峠をこえる馬と人。馬の蹄の音が聞こえてきそうです。と、文章で書いてもちょっと上の画像では小さくてわかりにくいと思いまして接写を頑張ってみました!自由に撮影が出来る内覧会ならではの画像です。と、思ったのですが図録には「山雨一過」の拡大版が載ってましたw
山雨アップ.jpg

それにしても馬の鞍?の上の黄色っぽい布の中には一体何が入っているのでしょうね。よく見ると人も何か背負っています。薪とかなんでしょうか。馬の方はその割りには何となく丸っぽい形状の物が入っているようにも見て取れるので、気になります。人の方は何も入ってなさそう?どこかで商売をした帰り道なのでしょうかね?ちなみにこの作品を選んだ一つの理由として馬があげられます。馬が好きなので!しかも、このお尻から後ろ足のラインが大好きです。スタイルいいですよねー!

というわけで、床の間に飾れるのでしたら「山雨一過」という事で。本当に飾れたらいいのですが無理ですので、拙者も絵描きのはしくれ…いつか自分で飾れる絵を描きたいと思います…。

ここまでは軸装されている作品を見てきたのですが、今度はもう少し広い視野で見て玉堂氏の作品全部の中から印象に残ったものを少しご紹介させていただきます。印象といっても色々とあると思いますが、衝撃という印象を受けた作品といえば「悠紀地方風俗屏風 小下図」(2枚組みのうちの一枚だけで申し訳ありませんが下の画像がその作品です)。
悠紀小下図.jpg

小下図というのはこんな感じ( http://zokeifile.musabi.ac.jp/document.php?search_key=%8F%AC%89%BA%90%7D )の下絵の段階を指すようです。今でいう所のラフみたいな感じでしょうか?屏風に描く前にデザインを練る過程のようです。しかし、この段階で相当綿密にデザインが練られているのがわかりますよね。色まで塗られていて!小下図なのにこの完成度に驚きました。そして、本当に衝撃的でしたのはここです↓
悠紀小下図自転車.jpg

小さいのでよく見えないと思いますが小下図で言うと架かっている橋の右の隅。何となくこう…作品の雰囲気からするとおおよそ描かれていなそうなものが描かれていて、かなりビックリしました!館長さんのトークで語られなければ気がつかなかったかもしれません。でも、面白いというか。この自転車を見ると、ああ江戸時代ではなくて自転車があるくらい新しい時代の方が描かれたのだなぁと描かれた時代を感じました。この他にも時代を感じさせる作品が「氷上」。アイススケートの選手が描かれているのですが、それがとても可愛らしい!この作品はじかに展覧会でご覧下さいね(*^v^*)。

それから、白い屋根がとても素敵な風景画が心に残りました「湖畔暮雪」。
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他にも屋根に雪が有る作品はあるのですが、シン…という静けさが伝わってくるようで好きなのです。右上の方にある構図の空間がそう思わせるのか、寒々しい空気感さえ伝わってくるようです。あと、館長さんのお話も印象に残っているからなのかも。この作品、白い屋根の部分に白い絵の具などは塗ってないそうなのです。玉堂氏は絹に絵を描いているので、この白い部分は絹そのもの。そういう下の素材も生かされて描かれた作品なんだと、基本的に白い部分も白く塗りたくなる私は妙に感動したりしました。家屋を構成している線もかすれていて、またそれがこう…屋根なら雪が積もっている感じ、家の壁なら壁がざらついている感じが出ていていいなぁと思いました。

あと写生帖ですかね!これはどれも美しくて印象に残ります。特に好きなのは下の3つの画像の作品。あまり厚い紙に描かれていなそうな気配ので(特に一番下のお花の絵が描かれたもの)勿体無いと思う程の完成度に衝撃を受けました。
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shasei2.jpg

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これ、沢山描かれているので全部見てみたかったですね。特に花の写生は透けて見えているだけでもかなりの数がありそうで。というか、こういう花図鑑のようなものがあったら欲しいなと思いました。だって、とても優しい感じのお花の絵なのですもの。写真メインの今の図鑑よりもずっといいと思いました。

と、ここまで色々と書いたらやはり、玉堂氏の作品の中で一番好きなのはどの作品かという事を聞かれなくても書くべき!と思いました。しかし、どれも素敵なので一つに絞るのが難しいのですよね…。圧倒的な書き込みの「鵜飼」、雰囲気で選ぶなら「二日月」、ほんわりとした作品で選ぶのなら「山雨一過」や展覧会のチラシなどにも使われている「早乙女」。写生帖も色々と描かれていてとても素敵でした。でも、沢山の素晴らしい作品の中で一番心を引かれたのは「虎」という作品。
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若干天地左右が切れてしまっていますが、右前脚は斜め下に伸ばしている感じです。獲物を狙っているのでしょうか。今にも飛び掛りそうな、そんな感じが伝わってきます。もっと凝った…手間のかかっている作品は沢山あるというのに、玉堂さんスミマセン。ですが、これが私の一番好きな作品です。何でしょうね、墨の濃淡で表現されている体のラインというか…一番墨の濃い部分の筋肉が凄く緊張しているように見えるというか…静止しているのだけど今にも動き出しそうな感じがして。特に後ろ足の濃い部分、グッと足に力が入っているように見えませんか?白虎は、西方を守護する四神の一つ。図録には「出征の際に知人のみならず面識のない人でも頼まれれば誰にでも、無事帰還を祈念して虎の絵を描き贈った」と言うような事が書かれていました。この虎を見ていると、描き贈られた人の危機を(敵を)虎が飛び掛って倒していたのかなぁと想像したりもして、とても心強い気持ちになってきます。人の無事を祈る玉堂氏の優しさを垣間見る事ができる作品でもあるのかなと、そういうのもあって図録の解説と共に好きになりました。素敵ですね!こちらの作品、第2展示室という所に展示されています。少しわかりにくい所にある展示室なのでお見逃しのないように。

実はここで白状しますと、玉堂氏の事は、気になる画家さんではありましたが内覧会に参加するまでは実は名前しか知りませんでした。日本の画家で名前を知っているのは本当に一握りの方だけで…。葛飾北斎、安藤広重、円山応挙など有名な方…少し現代ですと東山魁夷。特に好きなのは伊藤若冲。その疎い私が何故「玉堂」という名前を知っていたのか今でも謎なのですが、過去に何か作品を見て覚えたことだけは確かです。でないと名前すら覚えないはずなので(残念な脳みそ…)。しかし、その作品が何であったのかは思い出せないのですが…今回の内覧会で好きな画家さんになった事だけは確かです。こうしてブログに記事を書くのに図録や撮影した写真を何度も見たりして、見るたびに新しい発見があって楽しい。なかなかこういう出会いの機会は少ないと思うのです。美術を知る・見るという事は私にとってはハードルが高いと思う時が結構あって。その時に余りにも近寄りがたいと、そのまま通り過ぎる事しか出来なくて。ですが、この内覧会は立ち止まる事を許してくれたイベントでした。有難うございます。

というわけで、まだまだ写真も沢山あるのですが、一枚一枚ご紹介していると大変な量になってしまいますので個人的に好きなものを部分的にピックアップしていきたいと思います。きっと沢山の綺麗な写真は他のブロガーさんが上げてくださるに違いないと信じて、私は我が道をいこうと思います…。

玉堂氏の作品は風景画が多いのですが、その風景の中に小さく人が描かれている事が多々あります。まぁ、風景画に小さく人を配するのは珍しいことではないのでしょうけれど、何というか、どの人物にも物語があるように見えて、とても素敵だなと思っています。図録などでは作品全体を見る事が出来るのですが、出来ればこの内覧会でしか撮影できないであろう接写画像などをご紹介していきたいと思います。接写する事によって見えてくるしぐさなどから、風景の中の人物たちが紡ぐ物語を垣間見る事が出来ましたら頑張って撮影したかいがあったというもの!ちなみにどの作品にどの人物が描かれているのかは記載しません。これから展覧会に行かれる方は、もし気になる人物がいたら探してみてください。この記事の上の方でご紹介いたしました「悠紀地方風俗屏風 小下図」の自転車も是非その目で!ちなみに下でご紹介している人物の画像は小さく描かれているものをなるべく取り上げております。全部ではなくて恐縮ですが、その辺はご了承くださいませ。
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この画像の一番上の馬の描写がとても好きです。最小限のラインで馬が米俵を積んでいるのがわかります。それから一番下の左、女性が下駄はいてて可愛いです。
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一番下の画像。筆で横にぴゅーっと若干強弱をつけた線を引くだけで船に見えるという事を知った作品でした。なるほど…。左上の画像の稲穂を担いだりしている人たちも「よっこらしょ!」とか声が聞こえてきそうです。
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特に好きな小さな人物画はこのお二人。
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なんというか、籠の中の重さが伝わってきそうな…前傾の歩み。特に右側の人は重そうです。そして何よりも線で描かれた人物や籠のラインが凄いなと思ったのです。特に籠は簡略化されていても一目でなんであるのかわかりますしね。あと、線のところだけを見て、もしかしたら古代の人はこういう風に描いた線から楔文字やヒエログリフなどの象形文字などを作っていったのかなぁ…なんてあまり関係ないことを妄想してしまう始末。玉堂氏、もしかして遠い祖先は古代で文字を考えていたりして。…と、だいぶお話が脱線してしまいましたが、アナログで小さく人物を描くときはあまり描き込みが出来ないので、どう線を描くのか、どこに色をのせるのかで結構雰囲気が変わってしまうように思います。玉堂氏の作品の小さく描かれた人物はどの人物もちょっとした線や色で描かれているにも関わらず、何をしているのかがわかるという事は凄いなと思いました。そしてどことなく可愛らしい。

この他にも、まだ様々な作品がありますが、個人的に気になりましたのは上記のような感じになります。写生帖の作品は上でも少しご紹介しましたが、他にもお孫さんの似顔絵もとても可愛らしかったり色々と見る事が出来ます。こういう写生の積み重ねが素晴らしい作品を生み出しているのでしょうね。それ以外に可愛らしくて好きなのはこのワンちゃんたち。
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ワンちゃんのほんわりとした表情がなんとも言えず大好きです。一番右の子が特に!また、金地に描かれた紅白梅などの屏風絵も見事ですよ!

写真などを撮影したり、作品を色々と拝見しているうちに時間はあっという間に経ってしまいました。和菓子の引き換えチケットを貰っておりましたので、美術館内にあるカフェへ。和菓子は全部で5種類あるのは美術館に入った所に見本が展示してあったので知ってはいたのですが、小さな白ウサギがのったお菓子が凄く可愛らしくて食べるのでしたらそれがいいと思っていました!種類によって個数に限りがあるとお聞きしていたので早速引き換えました。ちなみに5種類の和菓子は下の画像になります。
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私が頂いたのは「しろうさぎ」というお菓子です↓。
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第2展示室にありました「兔」をモチーフにしたお菓子になります。ちょこんとのったしろうさぎと可愛らしく丸くデザイン化された松?の葉。金柑風味で甘みもすっきりとしていて美味しかったです。山種美術館さんでは、老舗菓匠「菊屋」さんに特別にオーダーして、展覧会の作品とコラボレーションさせた特別な和菓子を美術館内のカフェで提供しているようです。この和菓子も試行錯誤されているようで、裏話もとても興味深いものでした。笑う所ではないのでしょうが、商品化されなかった和菓子は何となく納得がいったような。ちなみに下の画像左の和菓子が商品化されなかったものの一つ。
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左側のお菓子、上にのっているのは蛍をイメージしたもの(色がちょっと残念な感じになっていますが、蛍の体部分は小豆を使用、本来の色は茶色です)。たしかに、このお菓子の元になった「ふき」という作品には蛍が描かれています。でも、この画像を拝見した瞬間、心の中で「ちょw蛍ぇーwwこれはww」と思わず叫んでしまいましたw 赤い部分は頭なのでしょうね…しかしなんかこう他のものに見えてしまったりもして>< そして商品化されたものは蛍ではなくみずみずしい雫がついていました。あーやっぱりこれだ!これですよね!この清々しさ、美しさ、素晴らしい。私は虫は昆虫であれば(多足はダメ)大丈夫なのですが、こういうのを食べるのは主に女性だと思いますので、虫は苦手な方も多いのだろうなぁと思います。となると例え蛍がかわいくなったとしても、雫の方がオーダーはしやすいですよね。裏話を聞きながらなるほどと思いました。色々な試作を経て出来上がってくる綺麗なお菓子。有り難く美味しく頂きました!でもまだ4種類食べてないのですよね…テイクアウトして来ればよかったとブログを書きながら思うのでした。残念…。

ちなみに8月10日からの「速水御舟」展でも新作のお菓子が登場するそうです!ずっと和菓子化されなかった「炎舞」のお菓子も食べる事が出来るようになるそうなので、デザインが気になるので行って食べてみたいかも…って、お菓子が目当てかよ!と怒られてしまいそうですが、もちろん炎舞の本物が見てみたいので!そちらも楽しみにしつつ!

さて、和菓子の裏話を聞き、お菓子も食べ終わったところで少し時間がありましたので電池が許す限り作品撮影と作品観覧!最後の最後で勇気を振り絞って館長さんから名刺を頂いてきました。配っているのを見ていたので…。最初は私なんかが頂いても一枚勿体無いしなんて思っていたのですが…気になる事があったのでつい…。あと、やっぱり普通に展覧会に行ってもお会いできないので記念にと思って…。何とか口から心臓が出そうになるのをグッと押さえ?ながら無事に名刺を頂きまして、丁度内覧会終了の時間にもなりましたので帰路につく事に。しかし、入り口に行っても自動ドアが開かずw セキュリティーの関係で開かなくなってしまったようなので、数人まとまって裏口から出ました。これも普通では体験出来ない思い出になりました。

内覧会、とても楽しかったです。ゆっくり見れるというのは本当に素敵だなぁと思いますし、ギャラリートークも凄く楽しかったですし!館長さんは女性の方でしたがとてもお綺麗な方で感動!また、和菓子の裏話や展覧会の見所などのお話を聞かせて下さったTakさんもとても気さくそうな方で、お話を聞きながら笑ったり頷いたり。こういうイベントを企画準備されるのは本当に大変かと思いますが、また何か企画して下さったら嬉しいなぁと思います。この度は本当に楽しい内覧会を有り難うございました!しっかりした言葉できちんと要点を伝えるようなレポートが書けなくて恐縮ですが、楽しかった事が伝われば幸いです。では!

■関連リンク
・山種美術館公式サイト→ http://www.yamatane-museum.jp
・内覧会共催「青い日記帳」Takさんのブログ
 → http://bluediary2.jugem.jp
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