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高尾山~トリックアート美術館 [展覧会/講演会他]

しばらくの間、時間が出来そうなので色々と健康に関しましては治療…とまでは言わないまでも、調子が良いわけではないので、自分なりに健康について気をつけたり努力をしてみようと思いまして、4月16日に再び高尾登山に行って参りました。今回は前回の初登山で使用したリフトやケーブルカーは使わず、徒歩で薬王院まで行こうと決意、実行しました。前回の高尾登山は昨年10月29日あたりだったかと思います。右腕を壊してしまいまして、連載も他の案件も全てお休みせざるをえない状態になり、する事がなくて…苦笑。丁度その時に神社やお寺の御朱印の文字の美しさに触れて、お寺さんなら御朱印もあるかもという事で高尾山薬王院を目指すこととなりました。あと、調べていたら精進料理が気になりまして。平日は予約なしで食べられるとの事で、どんな感じなのかなと思い登山をする事になったのでした。他にも自分の事について振り返ったりこの先のことを考える必要があったので…というのもありましたが。

さて、今回の登山ですが。前回はリフトを使って途中まで行き、薬王院まで歩いて、到着してからお参り→御朱印と精進料理を頂きまして、そこから徒歩で頂上まで行きました。初めてなので大丈夫かなぁと心配していたのですが、高尾山はどちらかというと初心者に優しいらしく、何箇所か辛い所はありましたが無事に頂上まで行けました。そのイメージが頭にあった為、きっとケーブルカーやリフトを使わなくても薬王院まではそんなに苦しまずに登れそうと考えていました。

しかし!!!

あそこにケーブルカーやリフトがあるのには意味があったのですよ。…ないと難易度が凄く上がりますw 登山慣れしてないのでそう思ったのかもしれませんが、物凄く登るのが大変でした。最初は緩やかな上り坂が続くのですが(これも運動不足の私にはきつかった><)、ある程度登ると、そこから傾斜が急になって、その状態がずっと続きます。ベンチがあるのは最初と最後の方だけでw、最後はありがたかったですけど、最初の方のベンチを設置するくらいなら、途中の折り返し地点の何箇所かに休憩所が欲しいと思いました(わがままw)。とにかく、休む場所がないので登るしかなく…しかも急な坂道をずっとずっと登っていくので息も上がるし膝も笑う。小さな…携帯できる椅子などを持っていくと良かったのかなぁ。やっとの思いで辿りついたリフト乗り場のベンチに座ったらしばらく動けませんでした。次は無理するのやめようw

そんなわけで行きは大変だったわけですが、精進料理も食べたいので膝が大爆笑の中、また歩き始めました。薬王院にたどり着き、食事の手続きをしてまったりとご飯が来るのを待ちます。あたたかいお茶が(セルフサービス)身にしみるほど美味しかった…。少し時間を置いて、精進料理が運ばれてきました。もちろん、前回の精進料理もそうですが、これをお坊さんたちが食べているわけではなく、観光客用にカスタマイズされたものだそうで。なんというか日本料理は美しいなといつも思うのです。下の画像が今回のお料理でございました!
精進料理.jpg

そば御膳…だったかしら…。この御膳は平成25年3月25日(月)~平成25年4月26日(金)と平成25年5月7日(火)~平成25年8月30日(金)の平日限定(土・日・祝日を除く)だそうです。ちなみにゴールデンウィーク限定御膳もありまして…それも気にはなっているのですが、今年は食べに行くことは出来なさそうです。4月に行ったばかりですしね>< 高尾山は東京都といってもうち(埼玉)からだと遠いので…交通費とか大変で>< 次に行く時は違う御膳が食べられたらいいなと思います。今回も天麩羅とか美味しかったです!そばも良かった!

御朱印は前回頂いたので、今回はお参りだけしてきました。あと「高尾山健康登山の証」に判子を押してもらって!やっと2つ目。頑張ってこの手帳を全部埋めたいです。判子21個で満了なので…まだまだ先は長いですが気長に頑張りたいと思います。期限はないので、焦らずマイペースにじっくりと末永く登れたらいいなぁ。そんな事を考えています。というわけで、最初からそのつもりではおりましたが、上りがきつかったので頂上は目指さずにジリジリ歩いて下山する事にしました。このあとトリックアート美術館にも行く予定でしたので、少し早めの下山。帰り道に、おばさんに教えていただいた天狗焼きを食べようと思っていたので、売り場を探す。あ、ちなみに高尾山ですが、ゆるいコースを歩くとお店が色々とあるのでダイエットには向いてませんw 天狗焼きのお店もケーブルカー乗り場のすぐそばにありました。精進料理を食べた後だというのに困った事に別腹は作動します。お店で一つオーダーして記念写真を撮りました。
天狗焼き.jpg

あんこが上品な甘さで食べやすいです。あと私が大好きな黒豆のあんこですので…正直もう一つくらいは食べられたと思いますが、食べすぎは良くないので次回の楽しみに…。冷凍のものも売っていたので、次回はそれをお土産に買って帰りたいですねー!!母上に食べさせてあげたい。

というわけで、下山です。膝の方はだいぶ回復したので、下山もリフトは使わずに行こうと思いました。でも、途中でやっぱりやめておけばよかったと後悔しきり…。知ってはいたんですよね…下りの方がきついという事をw 膝もそうですが股関節に響く感じで、坂が急なので踏ん張りきかずにガクッといったら転がり必須な感じでした…。現に途中で老夫婦の奥様の方が動けなくなっていました…あの後どうされたのかなぁ…。という人の心配はあとで出来た感じなのです。実際は、次は我が身な感じでしたので…T_T 足が痛いのを何とかごまかしつつ、下山完了。この後のトリックアート美術館は回れる自信が本気でなかったので悩んだのですが…凄く見たかったので頑張ってしまいましたw 高尾山口駅の目の前にその美術館はあります。
看板.jpg

美術館の敷地に入ると何故こんな所に水場がw…というところに蛇口があるのですが、そこで靴の底を洗えという事のようでした。トリックアートが床にもあるのでその保護のためのようです。たわしみたいなのが近くにありましたのでそれで靴底を洗いまして、入り口方面へ。余りにも疲れていたので、美術館入り口を背にしてテラスのような所に行きました。少し休憩…。そこにはテーブルと椅子、飲み物の自販機がありまして、休憩しながら絵に描かれた古代エジプトのファラオの彫像を見る事が出来ます。駅から見えるのがこの彫像の絵。トリックアート美術館の看板から、この彫像も絵なのだろうなぁとは思っていましたが…凄いなぁと。とはいえ、美術館の中ではもっと感心してしまうアートが一杯なのですけれどね!

というわけで、休みもそこそこにして美術館へ。ネット割引の特典があるようでしたので、公式サイトで割引券をプリントアウトして持ってきていたのです。フフ。そうそう、入場料ですが!実は館内を見る為はもちろんですが、見終えたあとに自販機でジュースが買えるコインもついてのお値段でした♪ 初めてだ…そんな美術館。ありがたいですね!チケットを持って入り口へ向かうと、係りのお姉さんが案内をしてくれます。最初だけガイド付な美術館。主にトリックアートの見方や館内の部屋の仕掛けなどについてガイドしてくださいます。そんなわけで、ようやく美術館に入場です。前振り長い…>< 入場しますと、そのフロアにある色々なトリックアートが目に入ってきます。ガイドさんにそくされて一番最初に見るアートは、向かって右側の古代エジプトの女神のアートになります。鳥じゃないほうです。
ホルス.jpg

よく見ると絵だと分かるのですが、パッと見凄い立体感もあって、おおお!となりました。館内、ちょっとした仕掛けもある関係からあまりネタバレしないようにこの記事は書いていこうと思っていますので細かい所は書きませんが、入場時にもらえる片目を隠すアイテムで片目を隠してみたりすると、更に立体的に見えるようです。この女神像のアートの前ともう一つ牛(古代エジプトのハトホル神)のアートがあるのですが、それを見ながらトリックアートの見方を教わりまして、いざ館内を一人で探検する旅に出かける事になります。旅というほど大げさではありませんがw ちなみにこの美術館、触ったりする事も、写真撮影をする事も基本自由です。ネタで色々と面白い写真が撮れそうですので、もしこれから行かれるという方は二人以上が推奨かもしれません。一応近くにスタッフさんがいる場合は撮影していただく事も出来るみたいですが、私は勇気が出なくて出来ませんでした>< 号泣。

私が入館した時はもう二人ほど女子学生のような子達が一緒でしたので、騒がしいのを避けるために、仕掛けの部屋に行くまでの通路で他のアートをじっくり堪能する事にしました。上の画像の向かって左側、ホルスのアートも通路で見かける事ができる作品の一つです。折角なのでアップで写真を撮ってみました。
ホルスアップ.jpg

結構近くで見ると絵なのかなーとは思います。全体的に思ったのは、アートを自分の眼で見るよりは何箇所か設置してある小窓からみたり、カメラのファインダー越しに見るほうがより立体的に見えるのではないかなという事ですか。でも、どれもやっぱり凄いですよ。ライトの当たり方も関係があるのか分かりませんが、異様な黄金らしさが伝わってくるというか。いいですね…本物は手に入らないので…せめてこういったアートのある部屋に住みたいですw ツタンカーメンの黄金のマスクもありましたし、個人的には自室の壁に描いてもらえるならそちらがいいなぁ。でも壁に施すなら壁画がいいのかも!この辺の画像から通路と仕掛け部屋のアートが混ざってしまっていますがご了承下さい。個人的にお気に入りの壁画作品はこれです↓ ちなみに画像内に枠線を引いてみました。枠外も絵ですが枠線内も絵ですので!絵ですので!!(大事なので2回いいました)
壁画.jpg

この画像の上の壁画…いいですよね…!これが部屋の壁紙だったら結構広く見えていいのかなと思いましたw ただ、基本的にお墓の壁画なので、暗いしちょっとこう陰鬱な感じもしないでもないのですが…好き(*ノノ)。この美術館に来て思ったのは、このアート技術でツタンカーメン王の王墓のレプリカを「日本に」作って欲しいなという事でした。エジプトではすでにやっているみたいですけれどね…ツタンカーメン王墓、そのうち非公開になるそうなので…。ただ、わざわざレプリカを見にエジプトまで行くのもなぁと思い、日本に作らないかなぁと。ついでにツタンカーメンの黄金のマスクももっと現物そっくりなレプリカ作って欲しいです。国立科学博物館に展示してくれたら、リピーターズパスを持っているので上野に行くたびに見に行きますよ!誰か!!←人任せ。

話がそれましたが、トリックアートの方に戻します。壁画の奥行きも凄いのですが、彫像の立体感も凄くて。その中でも好きな作品を2点ご紹介させていただきます。下の画像がそれ。
彫像.jpg

画像の下の作品が特にお気に入りです。ちなみに下の画像、植物の部分は絵ではありませんでした。こういう絵を描くときのコツは、もしかして明るい色の彫像の後はなるべく暗くするとかなのですかねぇ。影の入れ方は重要だというのは館内の作品を見て良く分かりました。これなんか↓影の大事さがとても顕著に出ていると思います。
鯨.jpg

確かこれ、額縁も絵だったのではなかったかと。水のない水族館という名前のついたフロアだった気がします。凄いですねー。これが平面の絵だというのはこうして写真見る限りだと分かりません。この鯨の前で家族連れが写真を撮っていたのでチョコッと後からデジカメのファインダーを覗いてみたのですが、飛び出している鯨の両脇にお子さんと奥様が写るようにしておられて、またそれが結構いい感じになっていたので面白かったです。鯨の飛び出し感が一番凄かったのではないかなと思いますが、個人的には下の画像の魚がさりげなくて好きでした♪ アロワナ?

ちなみに、入場した階のフロアは古代エジプト関連の作品がほとんどで、他の階は魚だったり普通の動物のトリックアートが多かったです。リアル絵の勉強にはなったのかも。それともこういうアートは、リアル絵では使わない技法なども盛り込んだりするものなのでしょうか?展示されているトリックアートを見るのだけでもとても勉強になるのですが、更に一歩踏み込みたい私としては実際に描いたり修復したりしている所も見てみたいなぁと思いました。…それにしてもこの作品たちは画材何を使っているのでしょうね…触ったりできる事も考えると耐久性も上げないといけないですよね…となると、ペンキ??

ひとしきり作品を堪能した所で、出口へ。美術館を出るときにスタッフさんが「コインでジュースを飲めますので、よろしければテラスの自販機でどうぞ」とおっしゃってくださったので、は!っと思い出してコインを自販機に投入。忘れる所でした>< というわけで、登山もアートも楽しんだ所で帰路へ。もっと近くに住んでいたら登山も頻繁に来れるのですが…高尾山も遠かった…。また暑すぎず寒すぎずな時期に来たいと思います。…その前に、筑波山にも行ってみたくなりまして、現在色々と検討中。筑波山のある茨城は、実は父方の田舎がありまして…でも、山とかは登った事がなかったので、いずれそのうちにと思っています。あと、筑波実験植物園、つくばエキスポセンターなどもあるので、そこも行ってみたいです。行きたいところは一杯あるのですが、今、時間はありますが、今後のことを考えるとあまり贅沢なお金の使い方が出来ないので…あちこち出掛けられないのが残念です。でも入梅前に筑波山は行ってみたいなぁ。どうしようかな~。そんな事を考える今日この頃です。

◆関連リンク◆
・高尾山公式HP→ http://www.takaotozan.co.jp/
・高尾山薬王院公式HP→ http://www.takaosan.or.jp/index.html
・高尾山トリックアート美術館公式サイト→ http://www.trickart.jp/
タグ:エジプト
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