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創作語り1「ZEBRA」 [創作]

現在のサイト「Alchemist Cocotte」になってからご閲覧いただいている方には馴染みがないと思いますが、以前「Side View」というサイト名で運営していた時にやっていた創作のタイトルが「ZEBRA」です。今のサイトではエジプトモチーフの創作ばかりですが(しかも全部途中…汗)、昔は普通?の異世界ファンタジーを書いていました(しかしこれも途中w)。新しいサイトの公開コンテンツには含まれていたのですが、絵が古かったり本編が書けなかったりしてそのままになってしまい現在非公開です。しかし、自分的にはキャラへの思い入れはこの作品が一番強かったりしております。水面下では結構色々と物語については考えていましたので。脳内でキャラが一番動くのもこの物語の登場人物たちです。

最近、全てにおいてとっちらかっている創作を何とかせねばと考えていまして、サイトでこの状態では本公開はできませんが少し整理してみようと思いました。あとできちんと公開できるようにしたいとは思っているのですが…恐ろしく手間がかかることもあり…ちょっとしたまとめをブログでMemo程度に公開していってもいいのではと…思いまして…。それでなくてもブログですら更新頻度が稀なのもいかがなものかと…。更新が稀でも誰が困るわけでもないのですが、記録を残しておくには簡単に更新できるブログはいいのかなと考えました。一応記憶にある限りのことを書いていきますが、もうだいぶ前の話ですので…公開当時と違っていたらご容赦を。

そんなわけで、まとめてと言ってもささやかですがサイトでは公開していないZEBRAについて書いてみたいと思います。いつもpixivで先行公開をするのもなんですので、ブログをご閲覧いただいている方に先に…と思い今回はこちらに最初にあげました。大きい元画像は9枚ほどあるスケッチが全て完成してテキストなどを加えてからpixivにあげますので、申しわけありませんがご興味のある方は後ほどそちらをご覧ください。スケッチは他の創作作品のものもあります。主にTUT9などのキャラメイクの第一案というか、そんな感じです。

さて、創作語りに戻ります。先にも申し上げましたが、異世界ファンタジーです。主人公はゼブラという神様です。
b_zebra.jpg

ZEBRAS(ゼブラス)という特殊な種族で、ドミニオンと呼ばれる天上界に住んでいます。ゼブラは画像の耳の部分を見ていただくとお分かり頂けると思いますが、普通の人間ではありません。神様なのでまぁ、普通ではなのですがw シマウマがモチーフのキャラで、何の神様かといえば人の心の白(善)と黒(悪)を司る神様で、下半身はシマウマで足が4本です。ケンタウロスですね。このゼブラがドミニオンを追われて人間界に落とされたところから物語が始まる予定でしたw 本編をもし現在のサイトで始めるのであれば出だしはおそらく変わらないと思いますが、他の創作で大元の設定を使っているその部分は全部取り払わないといけません。多分言わなければわからないレベルではあるとは思いますが、どちらにしてもこの物語もかなり勢いで書いていましたので形にするならもう少しまとめないといけない感じです。

さて、そのゼブラの補佐役として初期に登場するのはクレヴァーという神官です。
b_clever.jpg

かなり安直な名前ですが、名は体を表すという事でつけました。ゼブラもそうですが、このキャラも(見えないかもしれませんが)性別は男性です。ゼブラと違うのは下半身が馬ではなく人である事です。優しく賢く、ゼブラが絶大な信用を寄せていた人物。しかし、色々あって悪に染まり、魔王へと変貌するというかなり無理矢理な設定でした(笑)。基本的にZEBRAS族が住まうドミニオンは、白と黒の心の要素?がいつも充填されている世界ですのでどちらの要素にも染まりやすい性質があります。神であるゼブラを除いては。色々な経緯があって悪に染まり、先ずはドミニオンを支配すべく邪魔なゼブラを地上へと落とします。ですので、基本はゼブラが天上界に戻るまでの冒険のお話です。

ゼブラを地上に落とす瞬間、少しだけ正気に戻ったクレヴァーが信頼の置ける人物の住まう森にゼブラが落ちるように軌道修正をかけます。その人物がエクスという、セントフローリア国の腕利きのエルフ族の魔導師です。
b_eks.jpg

こちらのキャラはpixivの企画や、当サイトの拍手絵にも登場しているのでご存知の方もいるかもしれませんね。ZEBRAでは企画のエクスと違ってかなりナンパな男性キャラとして登場しますが、クールな外見にそぐわずかなり明るく包容力のある人物。魔法に関しては右に出る者がいないというくらいの有名人ですが、今は魔隠しの森というところにウォルフというキャラと一緒にひっそり?と暮らしています。ウォルフに関しては後ほど。元々はそんなに元気で明るいキャラではなく、どちらかといえば殺伐と任務をこなすような感じだったのですが、とある人物に出会ってから生き方を変えようとして現在のような性格になりました。ナンパな性格ではありますが、女性とは肉体関係を持たず話し友達という感じで、近くにあるホワイトヒルズ村から数多の冒険譚を聞きに手土産をたくさん持って女の子連中がよく遊びにきます。なので、エクスは働かなくても食べ物には困らないというw なんとも羨ましいキャラ。

エクスのところで「ある人物に出会ってから生き方を云々」という事を書きましたが、その人物がヒューマン族(この物語でいう普通の人間)のリルとなります。
b_ril.jpg

バルチェスタ国のフィルディック山の頂きにある森で木こりを生業にしている人物です。身長2m越えの大男。妹を流行病で亡くしますが、これにエクスが関わっています。いい方面ではなく悪い方面で…。妹の仇がエクス…という、人物相関図に書くならそういう事になります。色々あって、その後は共に旅をするようになり、リルのおかげでエクスは少し人を信頼するという事を覚える感じに。この時にエクスは現在の明るい感じの性格に変わっていきます。その辺のお話が前にブログでも少し触れたと思いますが「一瞬(まばたき)の友 永遠の友」という外伝になります。エクスのバックグランドを固めたいがために書いた話といっても過言ではないですね…。私の創作は本編よりもまず外堀を大袈裟に埋める事から始まるようです…w

さらにエクスと関わりがあるのはウォルフという、魔隠しの森に共に住まうキャラです。
b_wolf.jpg

実はこのキャラもpixivの企画に出しました。そちらでは喋る事はできないけれど可愛らしい少年で表情に喜怒哀楽はあるのですが、ZEBRAでは顔は同じでも表情が乏しく基本的に何を考えているかわからない少し近づきにくい感じのキャラになっています。その性格は、過去に母親を惨殺されるという事に由来。ちなみに父親はエクスではありません。父親はキイルウルフ族という強力な魔法を持った人狼の種族の王で過去に魔王によってその種族が住む国は滅ぼされました。国の名はマジェスティア。その王妃であるオフィーリアがたまたま?エクスの元にたどり着き、腕利きの魔導師と知って助けを求めますが、結局エクスがいるという事で魔王自らが乗り込んできて母親だけは犠牲になってしまった…という設定だったと思います。時系列がめちゃくちゃな気がしますので、この辺は本編を作るなら考えないといけない所だなと「今」思いましたw そもそも母親が惨殺された地にエクスとウォルフの二人が留まるとは考えにくいですよね…あと魔王はいつからいるのかとか。エクスはいつから魔隠しの森に住んでいるのかとか。こういうのも含めて作り直しは必須なのかと考えます…涙。余談ですが、ウォルフという名はエクスが考えてつけたもので本名ではありません。本名は思い出せずw 「たとえ人の姿にあったとしても(実は画像の姿はエクスによって作られたもの)自分の事を忘れないようにと…俺が…ウォルフ(Wolf:狼)と名付けた」というセリフがウロ覚えですが記憶に残っています。ちゃんとメモに残しておいて…私…。

ゼブラが地上に落とされた時、天上界復帰のために冒険に出るのはウォルフで、エクスはついていきません。この人が付いて行ってしまうと強すぎてシャレにならないですし苦労もしませんので。旅に出ない理由付けをあれこれ考えていたはずなのですが相当忘却の彼方なので、所々覚えている事をあとで反芻しようと思います。さて、ゼブラとウォルフは冒険に出ました。最初の難関だったかどうかは覚えていませんが、アマゾネスの村的な場所にたどり着いて…なんか手紙を手に入れる話だったのではと思います。なんで手紙を必要としたのかは記憶の彼方…。その村で出会うのがセイラという負けづぎらいな女の子。手紙を守っている種族という設定だったと記憶しています。
b_seira.jpg

よく漫画に出てきそうな設定ですが、自分よりも弱い男は嫌いという性格で、少し弱そうに見えるウォルフは出会った当初は大嫌いでした。弱いというのは外見で判断してしまったセイラの見る目のなさからですが、実際キイルウルフ族自体は相当な魔力を持つ種族ですから、王子であるウォルフはその力を受け継いでいますので弱いはずはありません(ただし、エクスが強すぎる魔力をセーブするための魔法は施していて、エクス特製のウォルフの頭のリングはただの飾りではなくきちんとした役割を持っています)。色々あってセイラとウォルフは和解?し、そのご彼女は自分でも知らない感情の奥底でウォルフに恋心を抱くようになります。こういう子は恋煩いとかしたら大変そうですね。で、この子も一緒に冒険に出るという感じだったと思います。「あんたたちみたいな弱いのばっかりだと辿り着ける所にも辿り着けないでしょ!仕方がないからついて行ってあげるわ」。かくして3人旅に。

上記以外に、実はセントフローリア王国の王女であるイリアと、「勇者始めました」なアランという男の子がいるのですが、ちょっと今回スケッチが描けませんでした。この辺も短編があった気がするのですが残っている気配がなく…。あとでもう少し探してみます…。それからナルサスという花売りの少年がいました。…今だから言いますが(当時ネタ明かししていたかしら…?)このキャラとゼブラが双子という設定で…でも双子ってよく不吉とか言われるじゃないですか…それに則って生まれてすぐ地上に落とされて大変な苦労をして生き残って、これまたよくある話ですが不自由なく暮らしている兄弟のゼブラの事を魔王に吹き込まれて、虎視眈々とゼブラの事を狙っているキャラとして作りました。ただ双子というか同じ顔を持つ人物が主役で二人出てくるというのは創作「Alchemist Ψ」もそうですので、この辺も物語を作りなおすなら変更…ナルサス自体はなかった事になりそうです。双子ではなく別設定のキャラとして使う事も考えたのですが、ちょっと特殊すぎて無理そう…。…というわけで、現段階で記憶にある限り、当時キャラの設定を作っていた主要メンバーはこんな感じです。こうしてみると、結構考えていたんだなぁと思いました。これでもw

キャラは以上ですが、このブログをほぼ書き終えた後に少しだけZEBRAに関わるデータを発見しましたので、一部ご紹介いたします。昔サイトで公開したのか、それとも未公開で水面下で書いていたものなのかどうかは不明ですが、プロローグの部分になります。サイトできちんと公開するのであれば若干加筆修正は必要となるとは思いますが、とりあえず、記録としてこちらに残しておきます。ちなみにデータ名に日付が記載されていました。どうやらこれを書いた(初めて書いたのではなく加筆修正して最後に更新した日付)のは2007年4月17日のようです。

*****ZEBRAプロローグ*****

ヒューマン(人)という種族が世に誕生する遥か昔から、天上(てん)には神が住み、地上を見下ろしていた。ある時、神がヒューマンを作り、その種族を統べる為に「ゼブラス族」を作り出した。人の心の白(善)と黒(悪)を司るゼブラス神は、純粋な少年の顔を持ち、白と黒の象徴的なカラーを配した縞模様で彩られた体は、時や場所を素早く駆ける事ができるように下半身は馬のいでだちとなった。神の名前はゼブラ。天上界-ドミニオン-の見渡しの良い小高い丘の上の白き神殿に、神官クレヴァーと共に住まう。

人を統べる神が天上界に配され、少し経ってから地上には人(ヒューマン族)が誕生する。人々は最初、争い事も無く平和に過ごしていたが、ヒューマン族から色々な種族が生まれ、そして次第に欲が出、人の物を奪い合う戦いに身を落した。争いの対象は物の争奪にとどまらず、人の持つ能力にまで及ぶ。そうして奪った力を元に、強大な力を得た人々は更に上の力を望むようになった。そして、強きものが支配する国が現われた。

こうした争いの渦中に、強大な魔力を持った種族-キイルウルフ族-の国-マジェスティア-があった。月の力を貯えて、国を維持する為だけに力を使ってきた。しかし、月の力は陽の力よりも使う事が難しく、その力を利用出来る種族は少なかった。その為に力が分散される事はなく、分散しない力はいつも一つ所に有り、その力はやはり強大であった。それを狙って月の都に近付き、力を略奪、利用しようとする者が現われた。

黒き王アルビオン。

黒き王は、悪の力の源である精神体であり、ゼブラス神の支配下に置かれ、力が大きくなり過ぎないように管理されていた。ところがその体勢にアルビオンは不満を抱く。

「白き(善)と黒き(悪)、どちらが欠けても
 ヒューマンは成り立たず。
 白きのみでは、生ける物を殺して命の糧とする事は出来ない。
 黒きも無ければ、ヒューマンは滅するだろう」

「白きと黒きは、ヒューマンを生かす同じ立場に有る。
 それが何故、我は白きの下(もと)に置かれているのだ」

抑圧された力は水面下で鬱積し、抑制されつづけていた為に歪んだ精神は、白き力を憎むようになる。そして、歪んだ精神は支配下から出るための力(エネルギー)に少しづつ少しづつ変化していった。しかし、白き王ゼブラとあいまみえるには余りにも力が足りない。天上の力は白き王の支配下に置かれているため自由にならず…。

「では、地上はどうだ」

見下ろせば、ヒューマン以外にも色々な種族が住まう水の星が見える。そこから沸き上がるエネルギーのオーラを、アルビオンの赤い瞳が鮮明にとらえる。その一点に絞られた視線の先には、月の国-マジェスティア-があった。(データ原文まま)

**********

ゼブラス神の誕生が先なのかヒューマンが先なのかどっちなんだ…他にも突っ込みどころが満載ですが、まぁその辺は本編を書く事があれば直します。あと、セイラの紹介のところで触れた「手紙」の件ですが、こちらもメモが残っていました。昔の私は今よりも全然優秀だったようです…w それから花売りが結構重要だという事も判明…。こちらも設定を残すために貼っておきます。どこまで使うかは作り直す事があればその時に決めたいと思います。

******設定MEMO******
白き手紙は、元々マジェスティアの民が作り出したものだった。国を守る為に勤めたものへの報賞として一つだけ願いを叶えてくれると言う感じのもの。その力は絶大で、実はこの手紙によって、支配しに来たアルビオンを(かなりの犠牲の元に)封じ込めることに成功する。

しかし、この世界の魔法は術者が死ぬと解けてしまう性質が有り、封印したマジェスティアの王がなくなった時から(何かの理由で国は滅亡、封印した手紙は代々の王が引き継いでいたが…)、手紙の力はなくなり風化していく事になる。滅亡するまでは平和であったマジェスティア。平和が続いた為に、その国に封印された強大な力の事は、人々の記憶から少しづつ消えていっていた。そんな最中、魔王が復活する。

もちろん、封印が解かれただけでは大きな力を持っていない。しかし、封印が少しづつ解けていく間に、自分の変わりになる体を手に入れて、その体で黒きエネルギーを吸って生きる花を売り、力を貯える事にする。その花は「黒き心を食べて、世の中を白く浄化する事のできる花」で、純白の美しい花である。世のため人のためと言って花屋はその花を売り続ける。 しかし、黒き心を食べ世を浄化するが、花は黒きエネルギーを貯えて、魔王復活の力になる。

黒き実りは、その花が植えられてから約200年後(年数はあとで物語にあわせて調整)。その実りが訪れた時、天上界ドミニオンに異変が起きた。アルビオンが世界中に植えられた膨大な量の黒き花の実り力を得、その力によって神官他ゼブラス族が豹変、ゼブラは地上に落される。落された所は、以前から神官クレヴァーが人間界の様子を見に降りていたセントフローリア随一の魔導師エクスがいるホワイトヒルズ近郊であった。クレバーが最後の白き心を振り絞って、ゼブラを少しでも安全な所にと思い転移させたのである。

早くドミニオンに戻らねば今後生まれてくるヒューマンはすべて黒い心を持って生まれてくる事になる。黒きヒューマンが世界に溢れかえる前にゼブラは天上界に戻るために冒険に出る(データ原文まま)

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また、アルビオンという魔王の名前についてこんなメモも

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アルビオン…英国の古称。英国の南海岸が白亜の土質だったことに由来する。
       最初から真っ黒な存在はないという事。
       魔王の魂も最初は白だったという事をかけて命名。
       Albion
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設定MEMOに関しては時系列がどうなっているのかとか、そもそも復活という言葉はおかしいのではとか、「それどういう事?」という所も多々あるのですが…基本的には覚書のようなものですのでご理解ください…。以上、創作「ZEBRA」語りでした!他にもいろいろメモがありますが、載せていたらきりがないのでこの辺で。ただ、想像以上に自分の文章技量を考えず大きめな世界観を作っていたようで…簡単に作り直す事は難しい気がしました…。少し世界を狭めて容量的に軽めに作り直せたらいいのですが…。ただ、外伝は本編にあまりかすっていないので、公開すること自体は問題はなさそうです。

ここのところ、なぜかサイトの更新は全くしておりませんが拍手を沢山頂いております。有難うございます!とりあえず、創作語りは現在手をつけている創作あと3作分は公開したいと考えておりますので、少々お待ち頂ければと思います。その公開が全て済んだあと、スケッチに少しテキストなどを加えてpixivにあげたいと考えています。そちらは絵の全貌を見ることができますが、ブログのように細かいことは書き込めませんのでご容赦いただければと思います。
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