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消えた太陽の王妃~前編~ [テレビ番組/DVD]

9月4日19時から、BS6で放映していた「消えた太陽の王妃」という番組を見ました。朝食を食べている時に母がテレビ欄で見つけて教えてくれた番組です。この番組、途中で「この映像は2002?年に撮影されたものです」とテロップが出たのですが、再放送だったのでしょうか?とりあえず、見てなさそうだという事と、もし2002年に撮影・放映されたものだった場合はこの時にはまだ古代エジプトに今ほどはまっていなかったので見ていなかったかもしれません。ただ、ネフェルティティの墓があるかもしれないところの発掘映像には見覚えがあるので、チラッとだけ見ていたのかな?とは思いました。でもテレビ欄に(再)と書かれていなかったので…新規に作られた番組なのかしら?私は基本的にネットでちょこっと情報を得ているだけなので、見解もいい加減ですが(スミマセン)でもなんか、色々と引っかかってきたことは事実でした。その引っかかりは中途半端な知識のせいかもしれないので、もっと勉強しないといけないなと思いました。

さて、ツタンカーメンのことを色々と書きましたが、今回見た番組はツタンカーメンの父親のお妃様「ネフェルティティ」の話がメインです。いまだ見つからないネフェルティティの墓。それがどこに眠るのか、ツタンカーメン一族のお墓や副葬品からヒントを得てお墓がありそうなところを特定して掘る…要約するとそういった内容でしょうか。実際にネフェルティティのお墓があるかも?とされてる場所の発掘が始まったのは結構前だった記憶があるのですが…今どうなっているのでしょうか?気になっていたので見たのですが、再放送だったら進展があるわけではないと思うのでちょっと残念。でも、古代エジプトに興味を持ってから見たこの番組は私にとっては凄く興味深いものでした。

番組を見ていて一番衝撃的だったことは棺などの使いまわし。いや、そういう副葬品などの使い回しのお話はツタンカーメンだけではなく、頻繁に行われていたことは本などを読んで情報を得てはいたのですが、その棺が本来使われる予定だった人のことまでは私は知らなかったのでビックリしました。

■第一の棺(一番外側)は父親であるアクエンアテンのもの。これはネメス頭巾に刻まれた模様がアクエンアテンしか使われなかった模様であるということで、そうではないかと言われているようです。
■第二の棺(第一の棺の一つ中の棺)はネフェルティティの棺になる予定だったものとされているようです。良く見ると確かに顔の雰囲気が他の棺と違うのがわかりました。ネフェルティティの彫像などを照らし合わせると、確かに「あ、似てるかな」と思いました。でも個人的にはアクエンアテンほど「なるほど、そうだったのか」とは思いませんでしたが。

ツタンカーメン一族が仲が良かったのかはわかりませんが、ミイラは現在バラバラの場所に展示されている感じですので…父親とされるアクエンアテンに抱かれるように王家の谷で眠るツタンカーメンは幸せだといいなぁとは思いました。棺はまぁ、本当の持ち主を知らなかったので知ることが出来たことは嬉しかったですが、一番驚いたのは黄金のマスクは元々ツタンカーメンのために作られたのではないと言うことでしょうか。これにはさすがにテレビに向かって「えー!!!!!」と叫びましたw 「そうではないか」と言う根拠は以下の通りです。

■ネメス頭巾部分と顔に継ぎ目がある。黄金のマスクを横から映した映像で見るとわかるのですが、確かにはっきりと繋ぎ目がありました。マスクの内側からも繋ぎ目が鮮明に見て取れます。ただこの時「もしかして顔がうまく作れなくて失敗して新しいの作ってはめ込んだとか考えられないのかな?」とかくだらないことを思いつきました。すみませんw でも違うようです。
■ネメス頭巾の青いラインはガラス製なのに、顔の部分のアイラインや眉毛などはラピスラズリ製。しかしこれも理由は思いつかないのですが「ラピスラズリのほうが都合が良くて目の部分だけ素材を代えたとかないのかな?」なんて思ったりしましたがw
■55号墓で発見された女性用の棺に男性のミイラが入っていて、それがどうやらアクエンアテンだったらしいのですが、その破壊された黄金のマスクの顔の部分に目の一部が残っている。そのアイラインと眉毛がガラス製。ツタンカーメンの黄金のマスクのネメス頭巾の青いラインと素材が一致。

以上のことから、ツタンカーメンの黄金のマスクは実はアクエンアテンのために作られて、顔の部分だけ後から付け替えられたのでは??と言うお話でした。このお話が確定なのかどうかはわかりませんが、もしそうだとしたら凄いことだよなぁと思っています。世界的に有名なツタンカーメンの黄金のマスクは実は本人のために作られたものではないと言う…。ツタンカーメンのマラリヤ死亡の件も記事を読んで少なからずショックを受けたのですが、この黄金のマスクの繋ぎ目のお話はそれ以上に衝撃でした。しかし、この番組の本題はネフェルティティなんですけれどねw 墓が発見されないことには、どうしても目線がツタンカーメンにいってしまう。ツタンカーメン王が好きなので仕方がないと言えばそうなのですが。

いろいろな意味で興奮しながら2時間ほどの番組を見終えました。こういう番組を見ると、カイロ博物館やKV62(ツタンカーメン王墓)に実際に行きたくなります。繋ぎ目が気になるじゃないですかw いつかエジプトに行きたいと思いつつも、余り体が環境に適応しないのでw行く先々で寝込む私としては、砂漠地域の気候の変動が怖くてなかなか勇気が出ません。エジプトに行くにはお金がかかりすぎることもあるのですけどね>< ツタンカーメンの黄金のマスクはもう日本に本物がやってくることはなさそうですし…死ぬまでにはナマでみてみたいなぁと夢は募るばかりです。お金はためよう。うん。

というわけで、前編、面白かったです。後編は9月11日放映だそうで、今から正座待機ですw この日までには仕事も終わっていると思いますので、ゆっくり見たいなぁと思います!

■関連リンク
「消えた太陽の王妃」番組案内→http://www.bs-tbs.co.jp/app/program_details/index/KDT0501000
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