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三月。 [創作]

早いもので「アッ」という間に3月になってしまいました。うかうかしているとすぐに1年経ってしまいそうです…。確定申告も書類待ちになっているのですが…税務署が混む前に早く行ってしまいたい…涙。

さて、仕事は忙しいのですが、それでもそればかりやっていると集中力も落ちてしまいますので、寝る前に少し創作をやる時間を作りました。AlchemistΨの2話をちょっとづつ進めております。ようやく、今回の目的地でありますセシェンの城にキャラが移動しましたので、これからが知恵の絞りどころだぞという感じなのですが…あれですね、頭の悪い人間が色々と大どんでん返し的なものを考えてはいけないなと痛感するくらいには行き詰ってますw とにかく最後まで、文章がおかしな所はとりあえず現段階では放置して進めているのですが…これはなかなか大変そうです。

何が大変かというと、最初から一回読み直す作業がですね…時間がかかりすぎて…。書いている事に食い違いが出ないように見直しているのですが、ようやく終盤にきたかなという現時点で文字数が24000文字を越えております。この文字数、個人的にはそんなに多く感じていなかったのですよ。何故かというと、全部デジタルで打ち込んでいるのですが最後の文章までのスクロールがあっという間に終了しますので…。最初は読み返すのに何故そんなに時間がかかるのかわからない感じでした。読むのが遅いのかと純粋に思ったのですが(実際、読むのは遅いのですけど!w)文庫本の1Pが約500文字として、20000文字で40P分…それは時間かかるわ!!!とセルフツッコミ。現に寝る前に一回通して読んで、そこから少し文章を書いているといつの間にか朝になってたりするのですよw 自分でも吃驚しましたw

しかし、これぐらいの文量のものを実は過去書いていた事がありましたので、それには更に自分でも驚きました。こんなに沢山の文字量の物語などまとめられないと最近思い始めていたのですが、書けない事はない…という事…ですね…。ちなみに…全部確認したわけではないのできちんとしたデータはとっておりませんが、サイトで公開している物語では創作「AlchemistΨ」のサイドストーリー「Fromジパング」が29000文字で一番長そうな感じです。Ψの1話がどれくらいなのか謎ですが、おそらく現段階では2話はジパングの次くらいの文量だと思います。ただし2話はこれからおそらくもっと増えます…。デジタルで読むのは大変なのではと考えているので、半分に分けて前半を2話、後半を3話という風に分けようかなとも少し考えております。でも、どちらにしても今のお話を全部書ききってからでないと怖いので、とにかく最後まで書いてからどうしようか考えようと思っています。まぁ、最後までと言っても2話の最後であって物語の最後では決してないのですが…w

さて、そんな感じですので…AlchemistΨの2話はまだ最後まで書けておりません。とりあえず3月末をメドに最後までザックリした文章で書き終えて、そこから文章の調整、タイトルカットや新規に登場するキャラクタの人物紹介のページの画像を描いて…となると、本当にいつ公開できるんだろうという感じですが…頑張ります。あとでかなり調整が入るかもしれませんが、現段階での2話の一部です。
未調整.jpg

ネタバレを避けたい方は本編公開までしばらくしばらくお待ちください…!や、本当にしばらくかかると思いますので…(苦笑)。

物語を作るという事は本当に難しいものですね。こういう展開にしたい!と思っても、じゃあそれをどう解決するのかのアイディアが出なければ他を考えるしかないですし。今書いている2話終盤で「こういう伏線を張ったら面白いのでは?」と「ふと」思いついたりするのですが、解決方法が見出せず別案を出さざるを得ない感じのものが沢山あります…。知識量が圧倒的に足りないというのもあるのでしょうが、こういうのっておそらく知識とその知識をうまく活用するための閃きも必要なのではと最近つくづく思います…。

というわけで、色々水面下で頑張っております。そろそろ創作「葬儀屋セジェル」も非公開にせねばいけない時期になったのですが、まだ出来ていませんでした(今思い出し…w)。

あ、そういえば!別に大した事ではないのでサイトの更新履歴には書いておりませんが、AlchemistΨのページの上にあったナビゲーションバーをボタン式にしました。マウスオーバーで文字色が変わるというのをちょっと試してみたかったので、タグなどを調べて挑戦してみました。ボタンの画像はやっつけで作った物ですので若干アレな所はありますが(苦笑)一応色が変わると思いますので、気が向いたら覗いてやって下さい。本当にささやかなので…こう…お恥ずかしいのですが…。

しかし、2話が出来上がるまで何も更新できないのは大問題な気がしますので…何か他のちょっとした物が更新できるといいのですれど…。拍手絵に何か加えようかとか考えはするのですが、いかんせん、今珍しく仕事の方が忙しいのでなかなか手が回りません。まぁ今までのサイトの更新頻度を考えればどうという事はないのですが、そんなわけで、仕事が少し落ち着くまでサイトを放置してしまうかもしれません。水面下ではやっておりますので!!しばらく色々としばらくお待ちください!!!web拍手も有難うございます!本当にいつも恐縮です!!

追伸
もう一つ今思い出したのですが、3月3日は創作「ZEBRA」のエクスの誕生日でした…。あー何か祝ってあげないとなといつも思うのですがいつも何も出来ない・忘れる年度末…。他に誕生日が確定しているのは、そのうち非公開になってしまいますが「葬儀屋セジェル」のガフィールの7月7日。時間ができたらAlchemistΨのキャラの誕生日も決めたいですねぇ…。やりたい事はいつも山積みです。
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創作語り4「TUT9(仮)」 [創作]

創作語りというよりも私の備忘録と化している気がしますが…今回で4回目、ラストとなります。まだこの記事ではタイトルは仮としておりますが(しかも略称)、正式名称はほぼ確定しています。公開は時期を見てそのうち。

さて、ツタンカーメンを動かしたいという事はだいぶ前から思ってはいましたが、語ると言っても一番新しく考え始めた創作ですし、如何せん全ての登場人物が文字でも設定が決まっていない状態です(文字で決まってないのはあと数人だけなのですけどね…)。出来上がっているといえば、大まかな創作年表とザックリとしたあらすじ、ある程度の登場人物…そんな所でしょうか。さて、何かの拍子にこの記事にたどり着いてしまった方のために簡単にご説明しますが、TUT9とは、ツタンカーメン王を動かすための創作です。ツタンカーメンという名前はご存知の方も多いと思いますが、王となってからの治世も短く19歳くらいで亡くなっていますので、少しでも史実通りに動かそうと思うと創作でも結構難しい人物です。個人的に大好きなので、いつかは動かしたいと思っていました。それを実行すべく、色々と本を読んだりして勉強した次第です。

とはいえ、正直、ツタンカーメン王の事でわかっている事というのは非常に少なく感じました。では、どうやって動かそうか。まず最初の難関はそこでした。普通に動かしても恐らく面白い話にはならない。史実でわかっている事をつなぎ合わせても材料が乏しいですし、ファンタジーに登場させるにしてもかなり難しい人物だというのが私をずっと悩ませてきた原因でもあります。や、物凄くファンタジーにしてしまえば面白い話にはなるのかもしれませんが、ギャグにしたくはないし…王が好きな人間ならではの要素も詰め込みたい。ファンタジーでも若干史実よりにしたいわけです。ただ、近年出てきたお話ですと、王は足が悪くて杖がないと歩けなかったとか、暗殺ではなくマラリアにかかって死亡したとかロマンがあれこれ吹き飛ぶような事になってしまっているので、容姿以外はなるべく現実的なことを取り入れたかった私には非常に残念な状況になりました。

ただ、あれこれと考えていた時にふと天から何かが降りてきました。これだったら若干足が悪かろうが何しようが物語として成り立つのではないか。ちょっと無理矢理感はありますが、ツタンカーメンの父であるアクエンアテン王が一神教を唱えた時期でないと作れない話にもなりそうでしたので、まとめてみようという事に。そこで大方こういうシーンが描きたい、こういう設定を入れたいという事を色々とメモしていき、アクエンアテン王からツタンカーメンの2代後のホルエムヘブ王までの創作年表をざっくり作り、架空ではありますが人物相関図や年齢設定なども構築するまでに。ある意味、今までの創作の中では色々な事が一番まとまっているのではないかと思われます。(しかし、だからと言ってすぐに物語が書けるわけではないのですけどね!)

さて、そこまで来たら絵描きとしては登場人物のビジュアルを作りたいわけです。文章でどんな人物であるのかぶれないようにという意味も含めて、人物と背景に関しては可能な限り絵を描きます。とりあえず第一案、一部ですがスケッチに起こしました(顔のみ)。まだ初稿ですのでこれから改良をしていくわけですが、現段階でスケッチが出来ている人物をご紹介したいと思います。一部とはいえ(でも半分以上はスケッチしたのかな?)結構人数がおりますので…長くなると思いますがご了承ください。

まずは本作の主人公であるツタンカーメンです。これは以前、勢いで自分のために作ったレターセットの人物デザインが元になっています。
b_tutankamn.jpg

服飾などはデザインが一通りできてから考えようと思っていますので、頭の飾りなどは描いていません。個人的には王の事が好きなので、賢い感じにはしたいなと思っています。多分、髪型や人物像などはこれで決まりかなと…。もともとレターセットの彼を動かしたいと思っていたので、イメージはこれで固定してしまっているのかと思います。画像の感じだと15・6才くらいの時でしょうか。彼の場合は人物像は悩まなくて済んでいるのですが、表記については未だにどうしようか苦悩中です。なぜかというと、正式にはツタンカーメンではなくトゥト・アンク・アメン(アメン神の生き写しの意味)だからです。史実に近づけるなら後者の呼び方なのですが、日本で通りがいいのは圧倒的に前者ですよね…。タイトルにも実は名前が入るので、できればツタンカーメン表記にしたいのですが…物語の中で彼の事を呼ぶ時は「王」だったり「ファラオ」だったり略称で呼ぶなら「トゥト様」だと思うのですよ。一番最後がネックでして…この呼び方をさせるならトゥトアンクアメンでないと無理がある…どうしたら…と頭を抱えているのでした。略称といえば、次にご紹介するアンケセナーメンも難しい…。何故かそういう想定外な所で壁に当たっている今日この頃です…。

さて、先ほどちょこっと名前が出てきましたアンケセナーメン(アンクエスエンアメン)、本作ではヒロインであり、ツタンカーメン王の妻であり王妃でもあります。
b_anksnamn.jpg

略称呼びで悩んでもいるのですが(アンクエスが妥当なのかな…)、容姿の面でも少し特徴がない感じに出来上がっているので何とかしたいところです。私が考える主人公格の人物は結構平凡な感じに出来上がるので困ります…。脇役に食われる系が多いというか…。ただ、ツタンカーメンを影で支える人物ですので、あまり化粧は濃くなくて堅実なイメージ…という事でこんな感じに出来上がりました。王もアンケセナーメンも幼くして国のトップに据えられたので(あ、でもアンケセナーメンはそこそこの年齢だったのかな)なりふり構っていられなかったというイメージを盛り込みたい。そうなるとどうしても素朴な感じのビジュアルになってしまいます…。でも、これはこれでいいのかな…。

そして次にご紹介するのは現時点でツタンカーメンの父親とされているアクエンアテン(アメンヘテプ4世)です。ツタンカーメンの前の前の前の王ですね。
b_aknatn.jpg

あまりにも普通の人物像になってしまいましたので、もっとこう…一神教を唱えた王として独特なオーラをもたせたい…詩も読んでいたようですので、ちょっと自己陶酔型の人物像にしたい…。この人はあとで大幅に変更しようと思っていますので、このスケッチ像は今回で見納めになると思います。あと一神教の時でも蛇の頭飾りは大丈夫だったのかという事も調べておきたいです。画像検索で見る限り、ウアジェト(ウラエウス?)はネフェルトイティ(アクエンアテン王の妻)の被りものにも付いているので、これだけは生き残っていたのかしら…。とりあえず、人物像はもう少しだけ彫像に寄せようかなと思案中。目の辺りとか…口元を彫像に寄せるとどうなるのだろうかw

お次はアクエンアテン王の妻であり王妃でもあったネフェルト・イティ。この方はベルリン博物館の胸像が有名ですよね。ネフェルティティの方が通りがいい感じでしょうか。一応、胸像をモチーフに自分なりの絵で起こしてみたスケッチが下の画像になります。
b_nfrtity.jpg

被り物の蛇の飾りは、壁画などで見ると額の近辺で接合されているのではないようなのでその辺は修正をかける予定です。もしかすると蛇は1匹ではない可能性も…w もう少し胸像に似せて威厳に満ちた表情にしたいのですが、そこは私の技量が追いつかなそうなので可能な限り…という感じでしょうか。そもそも美しく色気のある女性というのはほとんど描いたことがありませんので難しい以前にどうしたらいいのかわかりません。この後にご紹介いたしますが、髪型を同じにしてしまうとネフェルト・イティもメリトアテンもキヤも見分けがつきません…。できれば同じ髪型でも見分けがつくようなキャラデザインにしたいのですが…苦戦中…。ちなみに、ツタンカーメンはネフェルト・イティの子供ではありません。

では、ツタンカーメンは誰の子供なのか。父親は最近のDNA鑑定ではアクエンアテンとされていますが、その辺の記事を少し読んでみたものの、アクエンアテンと思われているミイラが本当に彼なのかが断定できないと親子関係の特定は難しいのではと素人ながらに思っています。母親はミイラの特定はできているようですが、そのミイラが誰なのかは特定ができていないようで。ただ、少しばかり本を読んでみましたが、ネフェルトイティは娘以外は産んでいないようですのでツタンカーメンの母親ではないことは確か?なようです。しかも全ての王女がツタンカーメンよりも年上らしい。アンケセナーメンは三女だそう。年齢差は結構ありそうです。

というわけで、TUT9では母親は誰にするか…という事になりまして、かなり悩みました。少し詳しい方ですと、ネフェルト・イティ以外にキヤという女性の存在もご存知かと思います。そこで、史実とは若干違いますがTUT9ではツタンカーメンの母親はキヤという事にしました。ツタンカーメンにちょっと雰囲気を寄せようと努力したスケッチがこちら↓です。
b_kiya.jpg

ミタンニ王国のタドケパという説もあるようですので(ネフェルトイティにも同様の説有)少し異国の雰囲気をかもしだせないかという事で他の女性は直毛にして、キヤのみチリチリ頭?にしました。髪は真っ黒。TUT9はなるべくリアルに寄せたいので髪は黒か茶色にしたいと思っています。その中でも一番黒いイメージなのがキヤという感じです。何故この創作ではツタンカーメンの母親にキヤを選んだかというと、一時期ですが王妃であるネフェルトイティよりも絶大な権力を持った事があるようで。この権力の拡大は王子を産んだからではないか…とちょっと素人の私は最初に思ったわけです。第一印象がそれというか。実際どういった理由で権力を得たのかはわかりませんが、物語として書いた時に「権力の拡大=王子出産」というのはわかりやすいのではと考え、キヤをツタンカーメンの母親とした次第です。あと、リアルの母親設定にするとアメンヘテプ3世(アクエンアテンの父親)の話もしないといけなさそうな雰囲気ですので…とりあえずなるべく避けられる話は避けて単純化したい事から母親に関しましてはリアル設定は除外しました。

髪型を変えると見分けがつかない3人目はメリトアテンになります。アクエンアテンとネフェルトイティの長女だそう。
b_mrtatn.jpg

この人物はネフェルトイティやキヤを差し置いてファーストレディになった事もあるようですので、気の強い感じにしたいと考えました。メリトアテンに関しては好きな彫像があるので、髪型などはその辺をモチーフにしています。アンケセナーメンとは姉妹ですが正反対な雰囲気にしたかった人物。かたや色気で王(アクエンアテンとスメンクカーラー)を落とし、かたや堅実に王(ツタンカーメン)を支える。化粧品をつけているかどうかでも差をつけています。…というか、そういうのでしか差を出せなかった…。今の所、スケッチの雰囲気で決定稿まで進めようかなと思っています。

というところで、史実の人物モチーフの女性キャラはこれで全部になります。創作キャラでまだ一人女性がいるのですが、それは後ほど。次に紹介いたしますのは、TUT9では黒幕であるアイです。
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ツタンカーメン暗殺説が元気だった頃は、このアイ黒幕説の人気が高かった気もしますがどうなのでしょう?そうでもないのかなw アンケセナーメンやホルエムヘブ(次にご紹介します)の説もありましたが、本作ではアイにしました。もし「ツタンカーメン病死説」が出てこなかったら私はおそらくアイが首謀者では?と考えていたので本作の設定もそのように。物語としての分かりやすさを考えた時に一番身近で自然かなと思ったというのもあります。ホルエムヘブでも良かったのですが、ツタンカーメンの次の次に王位継承をした人なので、そうなるとちょっと物語が長引いてしまう事もあり、ツタンカーメンの次に王位を継いだアイに白羽の矢を立てました。ビジュアルを作る時にキーワードとして出したのは、いつも王座を狙って辺りをギョロギョロと見る大きな目と声(チャンス&悪口)を聞き逃さない大きな耳でした。耳はもう少し大きくてもいいかも。老若はシワの増減でかき分けていく予定です。

お次はホルエムヘブ。軍人。ツタンカーメン王の時代にはかなりの権力を持っていたようです。
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ちょっとお堅い感じにしたかったのと、ツタンカーメン時代にはガッシリとした働き盛り権力盛りの筋肉ムキムキな人物にしたかったのでこんなスケッチになりました。変更するかどうかは現在思案中です。こうしてみると一部の人物以外は結構頭の中にある程度イメージが出来上がっていたようです。この創作も天から何かが降りてくるまでの期間が結構長かったですからね…。調べ物で本を読んでいる間にイメージが自然と固まっていったのかもしれません。ただアイとホルエムヘブはツタンカーメンが隣にいた時に少しリアルすぎるかなとも感じているので、どちらにどう寄せていくかはこれからの課題でしょうか。基本ツタンカーメンのビジュアルによせる方向で考えてはいるのですが、どうしようかな。

上記人物紹介で名前が出てくる中で、スメンクカーラーとアメンヘテプ3世のスケッチと説明がありませんが、現段階では用意がないのでご容赦ください。スメンクカーラーはアクエンアテンの弟という設定で出てきますのでスケッチも設定も必要ではあるのですが、不明点が多すぎてそこまでだどり付けておりません。

さて、史実以外の創作キャラについてはここからご紹介していきます。現段階でスケッチまで出来ているのが3人。文字のみが数名でうち1人は完全に保留状態です。ですので、ご紹介できるのは3人だけ。一人目は王の護衛役で名前はまだありません…。一応古代エジプト語で名前をつけていきますので、一通りキャラメイクが済んでから中エジプト語辞典を最初から読んで調べます。逆引きがないので最初から読むしかないのでした…分厚いので大変…。

護衛役の彼のスケッチはこんな感じです。
b_tut1.jpg

一応キーワードに沿って雰囲気は描ききれていると思っているのですが、髪型が思いつかなくて…。この手のキャラってこういう髪型が鉄板なのかな…他が思いつかなくて詰んでいます。紹介済みの女性キャラがみんな前髪パッツンなので…その辺ももう少し変更は加えたい感じですね。さて護衛の彼、普段はあまり姿を見せませんが遠征や戦闘シーンでツタンカーメンのチャリオットの隣で操縦する役として登場する予定です。エジプトのチャリオットは二人乗りですので、ツタンカーメンの隣にいつも彼がいるような状態にしたいです。健康美と戦闘能力の高さは間近で見ているツタンカーメンの憧れの人物となるような感じでデザインしています。軍人のホルエムヘブも一目置いているキャラです。髪型さえ何とかすればこのイメージなんですが…どうしたものか。

戦闘での補佐役は彼だけではなく、戦略に長けた人物を要するのかなということで参謀を一人。まぁでも、戦闘シーンを描くかどうかは微妙ですがw 彼の名前は一応「セネト」となっています。
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セネトというのは古代エジプトのゲームの名前です。現代のバックギャモンというゲームの元になったとも言われています。この子供は恐ろしく頭がいいので、セネトゲームも負けたことがありません。そういう所から名前を持ってきました(しかしセネトゲームは運要素が強いイメージなので戦略とか必要なのだろうかどうなのだろうかとは若干思っていますが…w)。普段はツタンカーメンの良き遊び相手という立ち位置です。有事には参謀もやりますよ、みたいな感じでしょうか。生意気ですが憎めないタイプ。アイとは相性が悪そうな予感。

ツタンカーメンの取り巻きが男ばかりではなんですので、女性キャラも考えました。ただ、ツタンカーメン王にはアンケセナーメンがいますので、女性キャラは作るのに気を使います。色気は出さない方向で…優しい感じのキャラ…ということで考えたのが下の画像のキャラでした。
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ツタンカーメンの母親であるキヤが彼を産んですぐに亡くなっていそうな感じですので(史実では権力絶頂期に亡くなったのか、その直後に亡くなったのか…ある時を境に存在がなかった事に…)、乳母のような雰囲気が出るようにと思って作っていったキャラです。夜を優しく照らすランプの灯りのような感じでしょうか。ポワッとした、そんなイメージ。

あとの創作キャラの設定はテキストのみですので…今回の語りでは割愛。基本的にTUT9の物語ではツタンカーメンとアンケセナーメン、後半でご紹介した創作キャラがメインとなって動きます。アクエンアテンやネフェルトイティ等の史実のキャラは、脇役の脇役となる感じですね。ただ一神教は物語上では少し重要なのでアクエンアテンは序盤に結構登場しそうな予感はします。一神教についての説明をきちんとしないといけませんので…。あとは、ツタンカーメン王墓発見時の話がちょろっと出てくる予定もありますので(予定ですが…)発見者のハワードカーターやカーナヴォン卿なども必要があれば設定を作るかもしれません。この辺は物語を書く作業に入ってみないとわかりませんが、とにかく短編の割には登場人物が多いので…文章できちんと書けるかどうかが最大の課題となりそうです。

最後に、ツタンカーメンの時代にはかすりもしないラメセス2世のスケッチをあげて〆たいと思います。
b_rmss2.jpg

ツタンカーメンやアクエンアテン、アイ、ホルエムヘブは第18王朝の王で、ラメセス2世は第19王朝の王です。当たり前ですがTUT9には出てきません。何で描いたのかというと好きだからです。アクエンアテンやツタンカーメンを王命表に載せなかったのがラメセス2世というのをどこかで見かけて(本当かどうかまではまだ調べてませんが)かなりガッカリしましたが、私がツタンカーメンの次に好きなファラオなので少し前に描いたものを少しばかりクリンナップしてみました。私のラムセス2世像はクリスチャン・ジャック氏の「太陽の王 ラムセス」で構築されたものです。

太陽の王ラムセス〈1〉

太陽の王ラムセス〈1〉

  • 作者: クリスチャン ジャック
  • 出版社/メーカー: 青山出版社
  • 発売日: 1996/11
  • メディア: 単行本


髪は赤黒いイメージ。この記事でも書いていますが、以前自分用に勢いでツタンカーメンのレターセットを作った事がありまして、次に作るならラムセス2世かなぁと思っていました。ただ、ツタンカーメンと違ってラメセス2世の代表的な遺物といえば建築物なイメージですので…小物のモチーフが圧倒的に足りない事から実現はできておりません。ラムセス2世といえば強弓というイメージもありますので、便箋のデザインは上のスケッチの顔メインの絵柄と、弓を構えている感じのものがいいのかなぁ…とはうっすら考えています。あるいは馬と一緒の絵柄とか。ただ便箋セットですので…封緘用のシールや宛名シールなどもデザインしないといけない事から、グッズ化は見送っている感じですかね…。

というわけで、創作語りでした!本筋に触れてしまうと酷いネタバレになるので重要なところは一切書いておりませんが、お楽しみいただけていれば幸いです。
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WEB拍手/お返事【2017/2〜】 [Web拍手お返事]

web拍手のお返事記事では大変おひさしぶりになります、美鈴です。拍手自体はかなり頻繁に頂いておりますが、コメント付きは何年ぶりでしょうか…!お返事不要のものでも、頂きましたコメントに関しましては極力お返事をさせて頂きたいと思っていますので、何か「こういうのが見たいな」等そういったご要望などございましたらお寄せいただけますと幸いです。全部にお答えすることは難しいですが、心に刻んでおきたいと思っています。

2月5日3時にコメントを下さった方。
有難うございます!拍手は便利なのですが、どこに向けて拍手されているのかはエスパーでない私にはわかりませんので、こうしてご要望を言葉で発してくださったことに感謝致します!AlchemistΨに関しましてはブログの創作語り記事にも記載しましたが、本にするのは完結してから…と思っています。と申しますのも、以前版権もので散々続きものを描いていて続きが出なかった経緯もありまして、それは猛省すべきことと心得、創作ではやらないようにしたいなと思っているからです。コメントを頂いた時にAlchemistΨの外伝で完結しているものは試しに本にしてみようかなとも考えたのですが、それよりもまず前に進めないとということで今回は見送った次第です。ご要望が多ければ何かしら形にとは思っておりますので、そのまましばらくサイトの方をご覧いただければ幸いです。なかなか物語の続きの公開ができず恐縮です>< のんびりお付き合いくださいませ。
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創作語り3「葬儀屋セジェル」 [創作]

さて第三回は「葬儀屋セジェル」です。私が今まで書いた創作の中で一番準備期間が短かったもので…現在設定をし直している真っ最中という…誠にお恥ずかしい状態になっております。ただ、2月一杯でサイトに上がっている物語や設定等は一度非公開にする予定ですが、現在実は2話までほぼ出来上がっているような状態で、そのうち1話はすでに公開中となっています。何でそこまで書いておきながら設定を変えて再出発しようとしたのかというと、書いていてどうも気分が全く乗らないというか、キャラが動かないというか。もちろんそれよりも何よりも「設定が破綻している」というのが本当のところで、そんな状態で進めてもきちんと完結しないだろうと思ったからでした。

もともと、主人公であるガフィールはpixivの企画に参加させるためにわざわざ新規で作り上げたキャラで、企画参加当時は漫画などもかなり頑張って描いていました。企画上では結構動いていたのです。ただ、色々とありまして…もう少しで企画が終了という最後の企画内イベントであまりにも悲しくなり…初めて企画を撤退しpixiv上からデータを全て消してしまいました。それ以降は、それがトラウマになり新規の企画には参加しない方向に…。でも、ガフィールに関しましては折角企画で命を吹き込んだキャラですので、どうしても放っておけなくて…勢いだけで物語を作り、現在絶賛破綻真っ最中の葬儀屋セジェルに登場させる事と相成ったのでございます。

相当な見切り発車でしたので…まぁ、作り直しはその時点で覚悟はしていましたが、今その覚悟した作業をやっているという感じです。…とりあえず、これ以上は新規の創作の数は増やさないようにしつつ、今あるものは大切に作り上げていこうかなと考えております。書きたいことは沢山ありますので。

さて、「今回スケッチを描いていた時点」では、キャラのビジュアルとある程度の設定は現行のままでバックグラウンドをもう少し作りこむような感じで作業を進めていました。物語の最後をどうするのかはもちろんですが、葬儀屋はどの辺までの仕事をしてどこから別の職業の人間が関わってくるのか、現在名前が挙がっている3つの国の関わり合いはどうなのか…かなり薄っぺたい設定で話を作っていたので、色々チグハグなところを仕切り直そうかと…。また、現主人であるガフィールの前に葬儀屋セジェルを営んでいた男性がいるのですが…その先代の男性はどんな人物でガフィールとはどういう間柄であったのか、ガフィールと幼なじみであるメニ国の王子・エルパ、情報屋のウヘムもきっと先代を知っていたはずなので、どういう付き合いがあったのか。とにかくいろいろな事を妄想する作業をやっていました。元々は字書きではなく絵描きですので、妄想ができなくなってくると絵を描きます。人物像はこんな感じかなという絵を描いてみて、そこからこういう顔の人物だったらこういう事をしてほしい…等々、性格や能力を割り振っていくような作り方をする事もあります。

というわけで、現段階で完成している2話までの物語の中で幼なじみ3人衆がどうも文字で説明しているだけにしか見えないのでもう少し作りこんでみようかなと思いました。試しに幼い頃どんな感じだったのかなというのを絵に描いてみたわけです。意外性がないのはいつも主人公ですかねw というわけで、下の画像はあまりにも思っていたままに描き上がってしまったガフィールの幼少期のスケッチ。本当なら顔だけではなくて、想像力を更に刺激するために3人いて何かしているところを描くべきなのですが、他にも設定を作りたいものもありましたので、今回の人物スケッチは基本顔だけです…。

◆ガフィール(幼少期)
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意外性はないものの、描いてみたら少し気弱そうな感じになりました。もう少ししっかり者の方がよかった気もしますが、多分こういう一面も持っているのだろうという事で何かしら想像力を働かせてみました。おそらく彼がこのくらいの年齢の時には父親は健在だったのでしょう。だから気弱でもやっていけた。あと、引っ込み思案な雰囲気もあるので、同年代の遊び友達を父親がガフィールのために欲しがったかもしれません。現段階の設定では、ガフィールの父親はツタンカーメン王墓の守護人でもあり王宮にも出入りがありましたから、そこで王子のエルパと出会って…少ししっかり者になっていくのかもしれません。

◆エルパ(幼少期)
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現在公開している人物紹介ページでは若干落ち着いた雰囲気に見えるところもありますが、子供の頃は相当やんちゃだったのではないかと私は思っていました。王子様のやんちゃって普通の男の子とスケールが違いそうな気がしますので、その後、親しくなるガフィールはかなり手を焼いたのではないかなと(そしてしっかり者に成長していく…)。王宮で父親が王と謁見をする際にガフィールを伴って行ってそこで初対面を果たすということは、エルパの設定を作った時に少し考えていました。最初、父親の後ろにずっといたガフィールの事を女の子だと思っていてエルパが一目惚れしたみたいなエピソードを考えていたのですが、上の画像のようなやんちゃな子だと、気になったら突っ込んでいきそうなのでガフィールにちょっかい出して男の子とすぐにわかるような気もしますね。

◆ウヘム(幼少期)
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画面の隅にちょこっと描いたものなのですが、個人的には結構意外な表情で出来上がった感じです。ふてくされてる感じ…というのか。彼は裏稼業として情報屋を営んでいて、でも表向きはセジェルの営業のような事をしているという設定に変更しようと考えていました。元々は孤児で、何かの拍子にセジェルの先代と出会って雇い入れてもらう事に。ただ、こういう表情をする子供ってあんまり人間関係のいいところで育ったとは思えないのですよね…。先代と出会った時も最初は心を開かなかったのではないのかなぁと思いました。もちろん王族や金持ちは嫌いな雰囲気…。もしウヘムを現行通りにガフィールとエルパの幼なじみとするのであれば、かなり頑張らないとなじまなそうなので困っています。特にエルパとはもめそうですよね。

幼なじみにする必要性があるのかと若干最近思うようにもなっているのですが、幼なじみにするのであれば橋渡しはおそらく先代であるガフィールの父親がする事になるのだろうなと思いまして、ちょっと描き起こしてみたものが下の画像です。
b_father.jpg

27歳ですでに葬儀屋セジェルの切り盛りはガフィールがしていますので、父親はだいぶ若くして他界した事になっています。最近この父親について少し設定を詰めていたのですが、この創作を立ち上げた当初は、ビジュアル設定こそありませんでしたが、死者の国メニでは伝説になっていた男性という事と、葬儀屋を立ち上げる前はトレジャーハンターであったという事、ガフィールの父親であるという事だけはすでに決まっていました。なぜ伝説になっていたかというと、ツタンカーメン王とアンケセナーメン王妃の間にできた胎児2体のミイラが(この物語上では)数千年前に行方不明になっていて、そのせいで王墓の守護神が物凄い剣幕で怒っていたのですが、その2体のミイラをトレジャーハンターであるこの男性が見つけて王墓にかえしたからです。こうやって書くと些細な事かもしれませんが、メニの国では最重要課題であったのですよ…。優秀な墓守がミイラを見つけ出す事ができないまま守護神の怒りを鎮めることが出来ずに殺されてしまったりしておりましたので…。胎児のミイラを盗まれて怒る守護神ということで、そのモチーフはツタンカーメン王の妻であったアンケセナーメンにしていました。史実の人物にかなり無茶な設定で動いてもらう事になっておりましたが、今後はどうなるのか…未定です…。

え?ここまで全部読んでしまったら、少しばっかりネタバレじゃないですか?そう思った方がいるかどうかはわかりませんが(長いのでここまで読んでいる方がいるのか微妙ですがw)ご安心ください。スケッチを描いている時は上記のような感じで色々と模索していましたが、現段階では更に別の方面に変化する可能性がありますので…多分上でお話しした方向には進まないと思います(苦笑)。なので裏話を色々と書くことが出来ました。まぁ、前から思ってはいた事なのですが、ZEBRAもAlchemistΨの主人公も、この次に語る予定のTUT9(仮)の主人公も、現段階での葬儀屋セジェルの主人公ガフィールも全て優等生系のキャラなのですよね…。見た目よりも性格は冷たくなくて優しい感じの模範生タイプで…。自分が好きなタイプの主人公で物語を作ろうと思うと全部一緒になっていくのです。や、誰が困るわけでもないのですが…いくら趣味とはいえちょっとどうなんだろうかと思いまして…。だったら一つくらい、見た目どおりにクールでダークで物凄い力を持っていて…とかそういう感じの主人公がいてもいいのではと最近になって考えるようになりました。現段階で融通がきくのは葬儀屋セジェルだけですので、大幅に書き換えるのであれば今しかない…では、少しダークでクールなキャラクターにするにはどうしたらいいのか。

実はガフィールはpixivの企画に最初に出した時点では「強面で無口な感じの人物」だったのですが、交流を重ねるにつれ優しい感じにまとまっていきました。それを初期に戻してみよう、となりまして。ただ、ガフィールをダークでクールなキャラに変更した場合、今まで作ってきた彼の周辺のキャラも変更は余儀なくされますので若干ためらいがあったというのが正直なところです。ビジュアルだけでも使えないかな…なんて今でも思っています。とにかく、主人公像を確定してどんな話にするのかを決めないと周辺キャラの変更以前の問題ですので、振り出しに戻って現在考えているところです。できれば墓守ではなく、タイトル通り「葬儀屋」に焦点を当てたい…。しかし、どうしたら…。

ここまでになってしまうと、もう本当に最初から作り直しなので主人公のイメージを少しづつ固めるためにあれこれ書いたり描いたり妄想したりするわけです。そこで描いたのが下のスケッチです。
葬儀屋セジェル設定.jpg

以前エジプトの料理店に行った時に一度だけ吸わせていただいた水煙草。これ、画像検索をかけると結構美しいデザインのものが出てきます。この水煙草を主人公に持たせてみたいなと思いまして、あれこれ用途などを考えました。以前の設定のガフィールに持たせるには無理がありましたが、ダークでクールにするのであれば問題なく馴染んでくれるでしょう。使用方法は煙草を吸うのが目的ではなく、そこから出てくる煙で古代エジプトの死者の書を視覚化させるため。死者の書というのは、簡単に言うと「極楽に行くための方法を書いた呪文書」みたいなものとお考えください。ただ、水煙草はキセルと違ってキセルの先から煙が出なかったと記憶しているので、それだと困り…キセル部分は独立させました。スケッチの本体の一番下のガラス部分に2本細い金属管が刺さっていますが、そこにキセルをさしこんで魔力を本体内から抽出し、必要な時に引き抜いて使う…という様なイメージで描いてみました。キセルのデザインは3種ほどざっくり描いてみましたが、死者の書の煙の様なものを魔法陣の様に丸く描くために若干振り回す可能性がある…となると、現段階のデザインだと華奢すぎてどこかで折れそうだなぁという事で、また後でデザインはしなおすかもしれません。もう少し水煙草のキセル部分の様に太くてもいいのかも…。あと、この水煙草、持って歩くには大きいので携帯できるような仕組みにした方がいいのかとも考えています。しかし、この水煙草の設定自体も今後なくなる可能性もあるので…必要になったら再度練り直すという事で…。

…というわけで、実の所、新しい設定に関してはきちんとお話できる状態ではないのですが、だいぶ現在の雰囲気とは変わってしまうと思いますので「優しい主人公がいいわ!」という方がおられましたら、2月末の非公開までに物語をお読みいただく事をお勧めいたします。ただ、内容はない感じですのであれですが…。新設定を作るにあたり、イメージイラストなどは時間があればサイトで更新していこうかと考えておりますので…まぁ、いつものごとく予定は未定な感じなので「またヤルヤル詐欺かなw」という感じでお付き合いいただければ幸いです。ダメ人間ですみません…やる気はあるのですが…ね…。

何にせよ、どの創作も設定だけで終わらないようにしたい所存であります…。一から世界を作って物語を書くというのは難しい物ですね…痛感する今日この頃…。でも、自分が好きな世界は自分で作って書くしかないので頑張ります…。web拍手並びにブログのいいね!も有難うございます!本当に、頑張らねばと思います。一つつづ形に…。
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創作語り2「Alchemist Ψ」 [創作]

創作語り2回目は、閲覧できるものが少ない当サイトの中で、唯一少し読める容量があるかなというコンテンツとなっております「Alchemist Ψ(アルケミスト サイ)」でございます。本来ならΨはプサイと読むようですが、私の創作ではサイと呼んで頂きたいなと思っています。プサイですとギャグになってしまいますのでw この創作はもともと趣味で書き始めたものではなく、商業用にするために手をつけたものでした。もちろん最初から現在サイトで公開しているような設定ではなく、紆余曲折あった創作です。

大昔にVジャ◯プで半年ほど版権ものの漫画連載をさせて頂いていた時にお世話になった担当さんが別の月刊誌に異動になりまして、そこで漫画を描くなら力を貸しますよというのが事の発端でした。この辺は長くなるので簡単に要約しますが「天使悪魔もの・ファンタジーは多すぎるのでダメ、できれば手品やマジックを絡めたものがいい(←その当時の話なので今はどうだかわかりません)」という事でした。基本的に原作なしで書いた事が今までありませんでしたので、それでなくても難しいのに更にハードルが上がったわけです。で、たまたまこの事をミクシィの日記か何かで書いたところ助け舟が…。力のある方がご助力下さるという事になりました。ただ、それでも何を書きたいのかは自分で叩き台を作る事に。そこで色々あって出来上がったキャラが今の「AlchemistΨ」の主人公であるサイでした。この時はまだちょっとした外見だけしか決まっていませんでしたが。

ですが、その方とも次に話を持っていった出版社でも結局「自分が表現したいもの」が見出せず、この話はなかった事に。この間数年ありました。でも、書きたい物語は見出せなかったのですがサイというキャラは捨てきれなかったわけです。数年の間、ごちゃごちゃいじっていたので愛着があったのだと思います。サイも最初は手品師だったりしたのですが、そのうち狼男や吸血鬼、メトセラ設定なんかもつきました。この中に、実は錬金術師というのもあり、興味が出たので調べてみました。黄金やホムンクルス、不老不死の薬を作り出す力…何だか面白いなと感じまして。この時点では錬金術師ということだけで設定作業を進めていました。でも、何だかもう少し世界を広げたい…。

そこで少し連想ゲームのような事を自分の頭の中でやってみたわけです。黄金といえばなんだろう?黄金で有名なものは?金…黄金色の砂…砂漠…砂漠といえば私は真っ先にエジプトを思い浮かべました。その時にツタンカーメンの黄金のマスクだとか古代エジプト方面に気持ちがいったのではないかと思います。しかし当時は古代エジプトの知識が壊滅的になかったので本を買ったりして調べ始めました。そうしたら、あろう事か古代エジプトにどっぷりはまり込んでしまって今に至るというわけです。タイトルはシンプルに「錬金術師サイ」なわけですが、このΨ(サイ)の文字については、どうしてもこれを使いたかったという理由がありました。デジタルのフォントですとかなり無理がありますが、私はこの文字から鍵や剣を連想したのです。Ψの真ん中の縦線がシュッと真っ直ぐ伸びているのでその辺を少し大袈裟に長めにして、鍵あるいは剣のような装飾を施してタイトルロゴにしたら素敵なのではと…。剣はキャラクタの設定上難しいけれど鍵は話に入れ込めるのではないか…色々と考えました。しかし、ロゴは作ろう作ろうと思っていたのにもかかわらず、そう思ったまま未着手です…。物語が「奇跡的に」(←強調w)完結して同人誌を作ろうというような事になったらデザインするかもしれません…。

さて、Alchemist Ψに関してですが。現時点でのメイン登場人物はサイトの方に人物紹介ページがございますのでそちらでちょっとした事はご覧いただくとして、そこに書いていない事をこちらで。一番鍵となるのは主人公ではなくヘルメスなのですが、古代エジプシュト王国を3226年間統べていたファラオ(王)です。その3226という数字はどこから来たのか…多分そんな数字まで気になった方はいないと思いますが(私の事だろうから適当につけたと思われても仕方がないのでw)、実は元にしたものがあります。ヘルメス王のモデルは「ヘルメス・トリスメギストス」という錬金術師の祖といわれる人物で、この方が3226年間生きていたという話を何かの本で読みましてそこからヘルメス王の統治年数を頂きました。それから、古代エジプトのトト神がヘルメス・トリスメギストスと同一視されていた事から、よりエジプト方面に世界観を置くようになりました。あと、これも何かの本で読んだのだと思いますが「ヘルメス・トリスメギストスは3人いる」という事で、AlchemistΨには同じ顔の登場人物が3人いるという設定に。ヘルメス王とサイとオメガ(オストラカ)は髪型が若干違いますが同じ顔という事になっています。しかし、外伝である「エシュケルの導」を作った時に、設定上どうしても同じ顔が4人になった時期がありました。この同じ顔4人目の人物…まだ出てきていませんが(あ、いや、ほんのちょっと出てきているかな…)、その後修正をかけまして違う人物となり、めでたしめでたし。作り変える事によっていい方向に向かったのは良かったです。こちらのお話の続きはいずれ公開いたしますのでしばらく…しばらく…お待ちください。…本当にすみません…。

続きといえば、本編2話はいつ更新するんだよ(怒)…という感じですが、全く手をつけていないわけではなく…。話と登場人物に若干変更が出まして、公開がのびのびになっております。こちらに関しましても本当に申し訳ございません…。ただ、ここ最近ずっとやっていたスケッチ大会で2話に登場する人物の大まかなビジュアル設定は作りましたので、こちらに一部公開いたします。セシェン城に住まう夫婦になります。一枚目はその城の主人です。
b_randrear.jpg

城…実はセシェン城という名前は今回おそらく初公開だと思うのですが、この城につきましては外伝には出てきています。サイとイオタが現代で住んでいる所、メフティという都市から北に車で30分ほど行った緑の森に囲まれている城がそれです。サイとイオタの他にその城の持ち主が住んでいると書いた気がするのですが、どうでしたっけ…w(聞かれても)。セシェンは古代エジプト語で睡蓮の意味。ただ、今まで文章できちんとした描写をしてないと思われますのでわからないかと思いますが、この城の周辺、見えるところに睡蓮は一輪も咲いていません。その辺も含めて2話を鋭意執筆中ですので今しばらくお待ちください…(もう、本当にそんなのばっかりですみません)。

さて、城の話は置いておいて…その城の主人について少し。画像の人物、名前をアージスト・ランドレアと言います。Archaeologist(英語で「考古学者」)を名前っぽくできないかなと思考錯誤した結果です。最近作り直した設定では初期と大元となる部分は一緒なのですが、外見や人物像などはかなり変更を加えています(2話着手当時は顔はしわくちゃな温和なおばあちゃんでしたw)。「代々」セシェン城を守る家系に「生まれ」世界屈指の古代エジプシュトの遺物コレクター(兼考古学者)という設定になりました。そちら方面の考古学の知識も半端なく、アルシュ博士も一目置くほど。ただし相当に気難しい人物で、学者その他横の繋がりを持つことを物凄く嫌い、遺物に関しても博物館などから展示要請が来てもすべて断る始末。一人で黙々と研究をする感じの人物です。ただし、アルシュ博士だけは特別に城への出入りを許可しています。

その気難しいご主人の奥方がマシェリ・ランドレア。
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めんどくさい旦那に愛想も尽かさずついてきている、ある意味凄い奥様です。ビジュアルを作る時のキーワードは「何を考えているのかわからない」「能面のような」「絵に描いたような眉毛」とかだったと思います。旦那が無口な上に無愛想なので、そこを埋めるかのように社交的ではあるものの、顔に出るアージストよりも、表情から考えていることが汲み取れない何だか怖い人物です。でも、裏はない予定です。飄々とした感じで物語上で動いてくれるといいなと思います。名前に意味はありません。アージストが呼びやすそうな名前…ぼそっと呟きやすそうな名前にしました。

上記キャラが2話で新規に加わってきます。お楽しみに!と力強く言いたい感じですが、公開できるのは当分先かと思われます…。色々やっているので…出来ないのに掛け持ちしすぎ…。

最後に既出のキャラですがスケッチを一点。アルシュ博士です。
b_arshu.jpg

主人公を差し置いて何で博士を描いたのかというと、ちょっとおじさん系のキャラを練習したかったのと、メインキャラ紹介ページの絵が相当古いので今描くとどんな感じになるんだろうか…特におじさん系は苦手なので今描いたら違うキャラになるのではないかと思ったのですが、何か全然変わらなかったね博士w!というオチがついたスケッチです。

そうそう、実はアルシュ博士にもささやかな裏話があります。アルシュと変換すると最初に「ある種」と出るとかそういうのではなくて(誰もそんな事は言ってない)、紹介ページのところに書かれている「好きなものは蒸かしたサツマイモで、ナイフとフォークを使って食べる」という話、これは今は亡き父がそういう風に食べていたので…変な癖?だなと思いつつ取り入れたものです。洗い物が増えるので自分で洗わないならやめてくれと言ったのですけれどねぇ…。何故サツマイモをナイフとフォークで食べるようになったのだろうか…それも突然やり始めた気がするのですよ…昔はそんな食べ方はしていなかったので…。その辺のことを亡くなる前に聞いておけば良かったと思いました。ちなみに容姿も性格も父とアルシュ博士では全然違います。私の中のイメージでは、ナイフとフォークを使ってサツマイモを食べるおじさんのイメージは博士のような容姿と性格の人で、そういう経緯もあって画像のような感じのキャラクタになりました。研究資料が散乱する自分の部屋で、サツマイモを目の前にかしこまってナイフとフォークを動かす姿を想像して癒される今日この頃です。

実の所、AlchemistΨに関してはあんまり語ってしまうとネタバレが酷い事になるのでどうでもいい事しか書けないのですが…とりあえず、今まで二転三転していた物語の結末については確定させました。よほどそれだとまずいという事がない限りは変更しない方向で。物語の最後を決めておかないと、どこに向かってキャラクターを動かすのかがわからなくなってしまってダメですね。この物語を公開した当初は時間の流れが二つある難しい話を考えていたのですが、それを真面目にやってしまうと私の文章技量では意味のわからない話になるでしょうし、多分私も書いていて何だかわからなくなること必至でしたので難解にならないようなお話にしたいなと考え直しました。途中で少し方向転換を余儀なくされた感じですが、それでも一応読んで頂けるような物語にはしたいと考えておりますので、ゆっくりお付き合いいただければ幸いです。

ちなみにホムンクルスですが。サイやイオタ、オメガなどのギリシャ文字の数だけ当初は設定を用意しようと思っていましたし登場させる予定でもいました。ただ、そこまで書くかどうかは今は思案中です。キャラごとに役割をきちんと用意できるかわからないからです。ただ登場させるためだけに考えたキャラというのはせっかく設定を作っても可哀想なだけですしね…。ですが、すでに名前すら出ずに物語上でガルバレイドの誰かさんによって殺害されているホムンクルスもいますので…設定すら作る前に死んでしまっているのは、可哀想とか以前の問題かもしれません…。現段階で設定ができている、物語上に出てきているのは、未公開分も含めて10体ほど。サイを現代にひきづり出すためにガルバレイドの誰かさんによって殺されたホムンクルスの人数は決めていませんが、犠牲は少なくはなかったのではないかと思います。それでも5・6体でしょうかねぇ…。おそらくオストラカの側についたホムンクルスもいるでしょう…そちらに重要キャラクタを置いてもいいわけなので、もしかするとギリシャ文字分用意できてしまったりする…??

それから、fromジパングという外伝で「ヘルメス王の黄金のマスク」が出てきますが、これも当初はただの黄金のマスクだったのですが最近になって非常に重要な役割をもたせました。おそらくその話はある程度物語が進んでから出てくる事になると思いますが、それまでに設定が死なないといいなと思います…。もうある程度話の筋は決めているので、余程の事がない限りは軌道修正はしないと決めているのですが、私の事なのでどうなる事やら…。

というわけで、創作語りというか備忘録みたいな感じになってしまいましたがAlchemistΨに関してのちょっとしたお話はここまで。あとは何とか物語を書く事で伝えられるようにしたいと思います…。ZEBRAの創作語りの時にエクスの拍手絵の話をしたせいなのかわかりませんが、拍手を沢山有難うございました!いずれ拍手絵の点数をもっと増やしたり、拍手画面でキャラがその日の運勢を占ってくれるというのも面白そうだなぁと思いつつ数年…。色々考えて数年たってもまだ実現できてないものが圧倒的多数で困ってしまいますが、とりあえず、創作語りを全て完走する事を目標に頑張りたいなと思っています。次は第3回、創作「葬儀屋セジェル」です。AlchemistΨと違って変更が多数出ている進行形の創作ですので、現在公開しているバージョンに関しては色々とお話ができるのではなかと思います。では、また今度!
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創作語り1「ZEBRA」 [創作]

現在のサイト「Alchemist Cocotte」になってからご閲覧いただいている方には馴染みがないと思いますが、以前「Side View」というサイト名で運営していた時にやっていた創作のタイトルが「ZEBRA」です。今のサイトではエジプトモチーフの創作ばかりですが(しかも全部途中…汗)、昔は普通?の異世界ファンタジーを書いていました(しかしこれも途中w)。新しいサイトの公開コンテンツには含まれていたのですが、絵が古かったり本編が書けなかったりしてそのままになってしまい現在非公開です。しかし、自分的にはキャラへの思い入れはこの作品が一番強かったりしております。水面下では結構色々と物語については考えていましたので。脳内でキャラが一番動くのもこの物語の登場人物たちです。

最近、全てにおいてとっちらかっている創作を何とかせねばと考えていまして、サイトでこの状態では本公開はできませんが少し整理してみようと思いました。あとできちんと公開できるようにしたいとは思っているのですが…恐ろしく手間がかかることもあり…ちょっとしたまとめをブログでMemo程度に公開していってもいいのではと…思いまして…。それでなくてもブログですら更新頻度が稀なのもいかがなものかと…。更新が稀でも誰が困るわけでもないのですが、記録を残しておくには簡単に更新できるブログはいいのかなと考えました。一応記憶にある限りのことを書いていきますが、もうだいぶ前の話ですので…公開当時と違っていたらご容赦を。

そんなわけで、まとめてと言ってもささやかですがサイトでは公開していないZEBRAについて書いてみたいと思います。いつもpixivで先行公開をするのもなんですので、ブログをご閲覧いただいている方に先に…と思い今回はこちらに最初にあげました。大きい元画像は9枚ほどあるスケッチが全て完成してテキストなどを加えてからpixivにあげますので、申しわけありませんがご興味のある方は後ほどそちらをご覧ください。スケッチは他の創作作品のものもあります。主にTUT9などのキャラメイクの第一案というか、そんな感じです。

さて、創作語りに戻ります。先にも申し上げましたが、異世界ファンタジーです。主人公はゼブラという神様です。
b_zebra.jpg

ZEBRAS(ゼブラス)という特殊な種族で、ドミニオンと呼ばれる天上界に住んでいます。ゼブラは画像の耳の部分を見ていただくとお分かり頂けると思いますが、普通の人間ではありません。神様なのでまぁ、普通ではなのですがw シマウマがモチーフのキャラで、何の神様かといえば人の心の白(善)と黒(悪)を司る神様で、下半身はシマウマで足が4本です。ケンタウロスですね。このゼブラがドミニオンを追われて人間界に落とされたところから物語が始まる予定でしたw 本編をもし現在のサイトで始めるのであれば出だしはおそらく変わらないと思いますが、他の創作で大元の設定を使っているその部分は全部取り払わないといけません。多分言わなければわからないレベルではあるとは思いますが、どちらにしてもこの物語もかなり勢いで書いていましたので形にするならもう少しまとめないといけない感じです。

さて、そのゼブラの補佐役として初期に登場するのはクレヴァーという神官です。
b_clever.jpg

かなり安直な名前ですが、名は体を表すという事でつけました。ゼブラもそうですが、このキャラも(見えないかもしれませんが)性別は男性です。ゼブラと違うのは下半身が馬ではなく人である事です。優しく賢く、ゼブラが絶大な信用を寄せていた人物。しかし、色々あって悪に染まり、魔王へと変貌するというかなり無理矢理な設定でした(笑)。基本的にZEBRAS族が住まうドミニオンは、白と黒の心の要素?がいつも充填されている世界ですのでどちらの要素にも染まりやすい性質があります。神であるゼブラを除いては。色々な経緯があって悪に染まり、先ずはドミニオンを支配すべく邪魔なゼブラを地上へと落とします。ですので、基本はゼブラが天上界に戻るまでの冒険のお話です。

ゼブラを地上に落とす瞬間、少しだけ正気に戻ったクレヴァーが信頼の置ける人物の住まう森にゼブラが落ちるように軌道修正をかけます。その人物がエクスという、セントフローリア国の腕利きのエルフ族の魔導師です。
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こちらのキャラはpixivの企画や、当サイトの拍手絵にも登場しているのでご存知の方もいるかもしれませんね。ZEBRAでは企画のエクスと違ってかなりナンパな男性キャラとして登場しますが、クールな外見にそぐわずかなり明るく包容力のある人物。魔法に関しては右に出る者がいないというくらいの有名人ですが、今は魔隠しの森というところにウォルフというキャラと一緒にひっそり?と暮らしています。ウォルフに関しては後ほど。元々はそんなに元気で明るいキャラではなく、どちらかといえば殺伐と任務をこなすような感じだったのですが、とある人物に出会ってから生き方を変えようとして現在のような性格になりました。ナンパな性格ではありますが、女性とは肉体関係を持たず話し友達という感じで、近くにあるホワイトヒルズ村から数多の冒険譚を聞きに手土産をたくさん持って女の子連中がよく遊びにきます。なので、エクスは働かなくても食べ物には困らないというw なんとも羨ましいキャラ。

エクスのところで「ある人物に出会ってから生き方を云々」という事を書きましたが、その人物がヒューマン族(この物語でいう普通の人間)のリルとなります。
b_ril.jpg

バルチェスタ国のフィルディック山の頂きにある森で木こりを生業にしている人物です。身長2m越えの大男。妹を流行病で亡くしますが、これにエクスが関わっています。いい方面ではなく悪い方面で…。妹の仇がエクス…という、人物相関図に書くならそういう事になります。色々あって、その後は共に旅をするようになり、リルのおかげでエクスは少し人を信頼するという事を覚える感じに。この時にエクスは現在の明るい感じの性格に変わっていきます。その辺のお話が前にブログでも少し触れたと思いますが「一瞬(まばたき)の友 永遠の友」という外伝になります。エクスのバックグランドを固めたいがために書いた話といっても過言ではないですね…。私の創作は本編よりもまず外堀を大袈裟に埋める事から始まるようです…w

さらにエクスと関わりがあるのはウォルフという、魔隠しの森に共に住まうキャラです。
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実はこのキャラもpixivの企画に出しました。そちらでは喋る事はできないけれど可愛らしい少年で表情に喜怒哀楽はあるのですが、ZEBRAでは顔は同じでも表情が乏しく基本的に何を考えているかわからない少し近づきにくい感じのキャラになっています。その性格は、過去に母親を惨殺されるという事に由来。ちなみに父親はエクスではありません。父親はキイルウルフ族という強力な魔法を持った人狼の種族の王で過去に魔王によってその種族が住む国は滅ぼされました。国の名はマジェスティア。その王妃であるオフィーリアがたまたま?エクスの元にたどり着き、腕利きの魔導師と知って助けを求めますが、結局エクスがいるという事で魔王自らが乗り込んできて母親だけは犠牲になってしまった…という設定だったと思います。時系列がめちゃくちゃな気がしますので、この辺は本編を作るなら考えないといけない所だなと「今」思いましたw そもそも母親が惨殺された地にエクスとウォルフの二人が留まるとは考えにくいですよね…あと魔王はいつからいるのかとか。エクスはいつから魔隠しの森に住んでいるのかとか。こういうのも含めて作り直しは必須なのかと考えます…涙。余談ですが、ウォルフという名はエクスが考えてつけたもので本名ではありません。本名は思い出せずw 「たとえ人の姿にあったとしても(実は画像の姿はエクスによって作られたもの)自分の事を忘れないようにと…俺が…ウォルフ(Wolf:狼)と名付けた」というセリフがウロ覚えですが記憶に残っています。ちゃんとメモに残しておいて…私…。

ゼブラが地上に落とされた時、天上界復帰のために冒険に出るのはウォルフで、エクスはついていきません。この人が付いて行ってしまうと強すぎてシャレにならないですし苦労もしませんので。旅に出ない理由付けをあれこれ考えていたはずなのですが相当忘却の彼方なので、所々覚えている事をあとで反芻しようと思います。さて、ゼブラとウォルフは冒険に出ました。最初の難関だったかどうかは覚えていませんが、アマゾネスの村的な場所にたどり着いて…なんか手紙を手に入れる話だったのではと思います。なんで手紙を必要としたのかは記憶の彼方…。その村で出会うのがセイラという負けづぎらいな女の子。手紙を守っている種族という設定だったと記憶しています。
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よく漫画に出てきそうな設定ですが、自分よりも弱い男は嫌いという性格で、少し弱そうに見えるウォルフは出会った当初は大嫌いでした。弱いというのは外見で判断してしまったセイラの見る目のなさからですが、実際キイルウルフ族自体は相当な魔力を持つ種族ですから、王子であるウォルフはその力を受け継いでいますので弱いはずはありません(ただし、エクスが強すぎる魔力をセーブするための魔法は施していて、エクス特製のウォルフの頭のリングはただの飾りではなくきちんとした役割を持っています)。色々あってセイラとウォルフは和解?し、そのご彼女は自分でも知らない感情の奥底でウォルフに恋心を抱くようになります。こういう子は恋煩いとかしたら大変そうですね。で、この子も一緒に冒険に出るという感じだったと思います。「あんたたちみたいな弱いのばっかりだと辿り着ける所にも辿り着けないでしょ!仕方がないからついて行ってあげるわ」。かくして3人旅に。

上記以外に、実はセントフローリア王国の王女であるイリアと、「勇者始めました」なアランという男の子がいるのですが、ちょっと今回スケッチが描けませんでした。この辺も短編があった気がするのですが残っている気配がなく…。あとでもう少し探してみます…。それからナルサスという花売りの少年がいました。…今だから言いますが(当時ネタ明かししていたかしら…?)このキャラとゼブラが双子という設定で…でも双子ってよく不吉とか言われるじゃないですか…それに則って生まれてすぐ地上に落とされて大変な苦労をして生き残って、これまたよくある話ですが不自由なく暮らしている兄弟のゼブラの事を魔王に吹き込まれて、虎視眈々とゼブラの事を狙っているキャラとして作りました。ただ双子というか同じ顔を持つ人物が主役で二人出てくるというのは創作「Alchemist Ψ」もそうですので、この辺も物語を作りなおすなら変更…ナルサス自体はなかった事になりそうです。双子ではなく別設定のキャラとして使う事も考えたのですが、ちょっと特殊すぎて無理そう…。…というわけで、現段階で記憶にある限り、当時キャラの設定を作っていた主要メンバーはこんな感じです。こうしてみると、結構考えていたんだなぁと思いました。これでもw

キャラは以上ですが、このブログをほぼ書き終えた後に少しだけZEBRAに関わるデータを発見しましたので、一部ご紹介いたします。昔サイトで公開したのか、それとも未公開で水面下で書いていたものなのかどうかは不明ですが、プロローグの部分になります。サイトできちんと公開するのであれば若干加筆修正は必要となるとは思いますが、とりあえず、記録としてこちらに残しておきます。ちなみにデータ名に日付が記載されていました。どうやらこれを書いた(初めて書いたのではなく加筆修正して最後に更新した日付)のは2007年4月17日のようです。

*****ZEBRAプロローグ*****

ヒューマン(人)という種族が世に誕生する遥か昔から、天上(てん)には神が住み、地上を見下ろしていた。ある時、神がヒューマンを作り、その種族を統べる為に「ゼブラス族」を作り出した。人の心の白(善)と黒(悪)を司るゼブラス神は、純粋な少年の顔を持ち、白と黒の象徴的なカラーを配した縞模様で彩られた体は、時や場所を素早く駆ける事ができるように下半身は馬のいでだちとなった。神の名前はゼブラ。天上界-ドミニオン-の見渡しの良い小高い丘の上の白き神殿に、神官クレヴァーと共に住まう。

人を統べる神が天上界に配され、少し経ってから地上には人(ヒューマン族)が誕生する。人々は最初、争い事も無く平和に過ごしていたが、ヒューマン族から色々な種族が生まれ、そして次第に欲が出、人の物を奪い合う戦いに身を落した。争いの対象は物の争奪にとどまらず、人の持つ能力にまで及ぶ。そうして奪った力を元に、強大な力を得た人々は更に上の力を望むようになった。そして、強きものが支配する国が現われた。

こうした争いの渦中に、強大な魔力を持った種族-キイルウルフ族-の国-マジェスティア-があった。月の力を貯えて、国を維持する為だけに力を使ってきた。しかし、月の力は陽の力よりも使う事が難しく、その力を利用出来る種族は少なかった。その為に力が分散される事はなく、分散しない力はいつも一つ所に有り、その力はやはり強大であった。それを狙って月の都に近付き、力を略奪、利用しようとする者が現われた。

黒き王アルビオン。

黒き王は、悪の力の源である精神体であり、ゼブラス神の支配下に置かれ、力が大きくなり過ぎないように管理されていた。ところがその体勢にアルビオンは不満を抱く。

「白き(善)と黒き(悪)、どちらが欠けても
 ヒューマンは成り立たず。
 白きのみでは、生ける物を殺して命の糧とする事は出来ない。
 黒きも無ければ、ヒューマンは滅するだろう」

「白きと黒きは、ヒューマンを生かす同じ立場に有る。
 それが何故、我は白きの下(もと)に置かれているのだ」

抑圧された力は水面下で鬱積し、抑制されつづけていた為に歪んだ精神は、白き力を憎むようになる。そして、歪んだ精神は支配下から出るための力(エネルギー)に少しづつ少しづつ変化していった。しかし、白き王ゼブラとあいまみえるには余りにも力が足りない。天上の力は白き王の支配下に置かれているため自由にならず…。

「では、地上はどうだ」

見下ろせば、ヒューマン以外にも色々な種族が住まう水の星が見える。そこから沸き上がるエネルギーのオーラを、アルビオンの赤い瞳が鮮明にとらえる。その一点に絞られた視線の先には、月の国-マジェスティア-があった。(データ原文まま)

**********

ゼブラス神の誕生が先なのかヒューマンが先なのかどっちなんだ…他にも突っ込みどころが満載ですが、まぁその辺は本編を書く事があれば直します。あと、セイラの紹介のところで触れた「手紙」の件ですが、こちらもメモが残っていました。昔の私は今よりも全然優秀だったようです…w それから花売りが結構重要だという事も判明…。こちらも設定を残すために貼っておきます。どこまで使うかは作り直す事があればその時に決めたいと思います。

******設定MEMO******
白き手紙は、元々マジェスティアの民が作り出したものだった。国を守る為に勤めたものへの報賞として一つだけ願いを叶えてくれると言う感じのもの。その力は絶大で、実はこの手紙によって、支配しに来たアルビオンを(かなりの犠牲の元に)封じ込めることに成功する。

しかし、この世界の魔法は術者が死ぬと解けてしまう性質が有り、封印したマジェスティアの王がなくなった時から(何かの理由で国は滅亡、封印した手紙は代々の王が引き継いでいたが…)、手紙の力はなくなり風化していく事になる。滅亡するまでは平和であったマジェスティア。平和が続いた為に、その国に封印された強大な力の事は、人々の記憶から少しづつ消えていっていた。そんな最中、魔王が復活する。

もちろん、封印が解かれただけでは大きな力を持っていない。しかし、封印が少しづつ解けていく間に、自分の変わりになる体を手に入れて、その体で黒きエネルギーを吸って生きる花を売り、力を貯える事にする。その花は「黒き心を食べて、世の中を白く浄化する事のできる花」で、純白の美しい花である。世のため人のためと言って花屋はその花を売り続ける。 しかし、黒き心を食べ世を浄化するが、花は黒きエネルギーを貯えて、魔王復活の力になる。

黒き実りは、その花が植えられてから約200年後(年数はあとで物語にあわせて調整)。その実りが訪れた時、天上界ドミニオンに異変が起きた。アルビオンが世界中に植えられた膨大な量の黒き花の実り力を得、その力によって神官他ゼブラス族が豹変、ゼブラは地上に落される。落された所は、以前から神官クレヴァーが人間界の様子を見に降りていたセントフローリア随一の魔導師エクスがいるホワイトヒルズ近郊であった。クレバーが最後の白き心を振り絞って、ゼブラを少しでも安全な所にと思い転移させたのである。

早くドミニオンに戻らねば今後生まれてくるヒューマンはすべて黒い心を持って生まれてくる事になる。黒きヒューマンが世界に溢れかえる前にゼブラは天上界に戻るために冒険に出る(データ原文まま)

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また、アルビオンという魔王の名前についてこんなメモも

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アルビオン…英国の古称。英国の南海岸が白亜の土質だったことに由来する。
       最初から真っ黒な存在はないという事。
       魔王の魂も最初は白だったという事をかけて命名。
       Albion
*********

設定MEMOに関しては時系列がどうなっているのかとか、そもそも復活という言葉はおかしいのではとか、「それどういう事?」という所も多々あるのですが…基本的には覚書のようなものですのでご理解ください…。以上、創作「ZEBRA」語りでした!他にもいろいろメモがありますが、載せていたらきりがないのでこの辺で。ただ、想像以上に自分の文章技量を考えず大きめな世界観を作っていたようで…簡単に作り直す事は難しい気がしました…。少し世界を狭めて容量的に軽めに作り直せたらいいのですが…。ただ、外伝は本編にあまりかすっていないので、公開すること自体は問題はなさそうです。

ここのところ、なぜかサイトの更新は全くしておりませんが拍手を沢山頂いております。有難うございます!とりあえず、創作語りは現在手をつけている創作あと3作分は公開したいと考えておりますので、少々お待ち頂ければと思います。その公開が全て済んだあと、スケッチに少しテキストなどを加えてpixivにあげたいと考えています。そちらは絵の全貌を見ることができますが、ブログのように細かいことは書き込めませんのでご容赦いただければと思います。
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TUT9 草案 [創作]

あれこれ手をつけすぎている事は自覚するも、読んだ本の内容などを忘れないうちに決着をつけないといけないなと思っているのが、新しい創作「TUT9(仮称仮略称)」の人物年齢設定。架空の人物は他の史実の人物とはほぼ関わりない年齢に設定できるのでこの際いくつでもいいわけですが、史実の人物はそうはいかない。最低でもこの歳になるまでは子供は産めない、とか、この人物の弟だから年上にならないように設定しないと、とか、色々あるわけです。この点からすると古代エジプトの平均寿命は今より断然短いですので、女性の年齢設定などはかなり難しいなと感じました。寿命が短い割に多産ですしw

それで、年齢を設定する前に、ある程度の年表作成を試みてみました。大体の書籍だとその王が治めていた時に起きた出来事を治世年で表記しているのですが…これが結構曲者で。ツタンカーメンの短編を書くにあたり、父親であるアクエンアテン王の即位からツタンカーメン崩御までの年表を紀元前表記で作ろうと思ってやってみたのですが、色々噛み合わないのですよ…。まず本やその他の情報、ほとんどのものがそれぞれ即位した年が違うとか…涙。とりあえず、自分なりにこれが物語を作る際に都合がいいかなというものを拾って、本に書かれている治世年表記の出来事などを紀元前表記に当てはめてみたのですが、とにかくいろんな事のつじつまが合わない。何故だ!私の頭が悪くて数の数え方がなってないからか(それだ…w)。何がどう間違っていて合わないのかさっぱりわからなくて困る状態でした。で、まぁそこでつまづいていても仕方がないですし、創作はファンタジーですから!という事で、本当に大まかな骨組みだけの年表を作って、年齢設定を始めました。この年表は細かい出来事は記載せずに、アクエンアテン王からスメンクカーラー(ネフェル・ネフェルウ・アテンは割愛)→ツタンカーメン→アイ→ホルエムヘブまでの王の紀元前表記の即位と退位の年表です。ホルエムヘブが王位につくまでの事を書く予定は今のところないのですが、いかんせん、ホルエムヘブとアイはアクエンアテン王の前の王であるアメンヘテプ3世時代から王家に仕えているらしいので…年齢を割り出すのにホルエムヘブが王位にいた期間も年齢設定を作るのに必要と考えたためです。しかも一番最後に王位についたホルエムヘブは治世30年とも言われていたので…余計に…。

ホルエムヘブ治世年にも諸説あるみたいだったのですが、あまり長いと年齢設定が辛いので、最終的には一番新しい本に載っていた治世12年のものを参考にしました。没年齢も少し若めに設定していますが、これは治世30年でも一応対応できるかなという数字です。子供の数や他の人物との年齢を鑑みて、創作ではツタンカーメンが生まれた時に他の人物は何歳だったのか、以下にまとめてみました。ツタンカーテンはのちのツタンカーメンです。

・ツタンカーテン0歳(19歳没)
・アクエンアテン27歳(34歳没)
・スメンクカーラー21歳(28歳没)
・アイ43歳(66歳没)
・ホルエムヘブ25歳(58歳没)
・ネフェルトイティ35歳(37歳没)
・キヤ23歳(23歳没)
・メリトアテン15歳(24歳没)
・アンクエスエンパァテン9歳(29歳没)

メリトアテンはアクエンアテン王とネフェルトイティ王妃の長女。アンクエスエンパァテン(アンケセナーメン。のちにツタンカーメン王の妻)は三女だそうです。スメンクカーラーは諸説ありますが、創作ではアクエンアテンの弟という設定。本当は違いますが、ツタンカーメンの母親はキヤにしました(ただし、足の障害が近親婚による遺伝の可能性が高いようですし、アンケセナーメンとツタンカーメンの子供は近親婚が重なっていたための奇形児だったそうなので、あとで物語の都合上変更する可能性は大いにありえます)。ホルエムヘブはツタンカーメン時代に将軍職に就いていたそうなので、その時期にかなりがっしりとした体格の強そうな青年にできたらいいなと思いこの年齢設定に。アイはツタンカーメン時代にはアメン大神官だったかな?それとも宰相??後で調べようw アイに関しては「王位についた時に高齢だった」という記述をよく見かけるので、あえてかなり高齢に設定しています。ただ、現代だと66歳で亡くなるのはそう高齢という感じはしませんが。他にもアクエンアテン王と王妃の間にはメリトアテンとアンクエスエンパァテン以外に4人王女がいるものの、おさなくして亡くなっているようですので年齢の設定は未着手です。これに加えて、必要があれば教育係など少し下の身分の人物なども考える予定ですが、とりあえず誰がいるかくらいのメモで今のところは大丈夫そうですので、この辺はちょっと脇に置いてあります。ちなみにツタンカーメン以外の王女はみんな彼にとっては姉だそうで…この辺が年齢設定をするときに苦労しました…。

物語は一年二年の期間の話ではないので、上記の年齢を元にツタンカーメンが誰とどれだけ年齢差があるかが重要になってきます。とりあえず、物語を進めていくうちに何か困る事もあるかもしれませんが、その時は年齢は調整する方向で考えています。基盤がないとどうしようもないので初期設定はこんな感じで。ただ、これだけ苦労して考えた年齢設定ですが、実はメインメンバーは他にいるので…今後は上記の人物のビジュアルを考えつつ、メインメンバーの設定を作る感じになりますね。とはいえ、メインメンバーも一人を除いて大まかには出来上がっているのですけれが。あと、室内の感じなども描き起こしておきたいです。人物も背景もなぜ描き起こすのかというと、文章で描写する時に必要なのです。ないと人物像や世界観が揺らぐので…。ただ、背景に必要なツタンカーメン王が生きたアマルナ時代の建築関連の事を調べたいのですが…古代エジプトの神殿関連の本は一冊あれど、見た感じでは欲しい情報はなさそうな気配で…ちょっとどうしようかなというところで積んでおります。

年齢を設定する前に、実は上記の人物のあらかたのビジュアルは作ってしまいました。まだかなり調整は必要そうですが、調整が済んだあとはそのビジュアルをいつの年齢のものにするかを考えるわけです。それに合わせて他年齢のビジュアルも必要ならば作りこむ感じ。しかし、あまりそればっかりやっていると物語を書く作業が一向に始まらないのでほどほどにしないといけませんが…。その辺の草案もご紹介できる時にしたいと思っています。決定稿まで表にあまりだなさい人なのですが(それでも創作「葬儀屋セジェル」ではキャラクターの制作途中の画像は少しご紹介はしましたが)まぁ、別段隠す必要もないのでいいかなと思って。現段階でも変更はしていますが、決定稿が初期稿からどう変わるのかを見ていっても面白いかもしれません。

そんなこんなで色々と決めたあとに年表を改めて作ってみました。まだ決定ではないですが、自分で書くツタンカーメン創作短編のための創作年表です。一応史実は元にしておりますが、かなりいじってますw ここからまた年齢に関しては変更が出るかもしれませんし、色々と追加事項も出てくると思いますが、とりあえず草案として以下のように。

◆◆◆◆◆◆◆◆紀元前表記TUT9創作年表◆◆◆◆◆◆◆◆
  57年        |・長女メリトアテン誕生(0歳)
  54年        |・次女メケトアテン誕生(0歳)
1353年        |・アメンヘテプ4世16歳で即位
  52年        |・アメンヘテプ3世没?
             |・アテンの名はカルテゥーシュの中に書かれる
             | ように。
  51年        |・隼頭を持つ新しい神が太陽円盤に姿を変える。
             |・三女アンクエスエンパアテン誕生(0歳)
  50年        |・新都アケトアテン建設開始
  48年        |・アメンヘテプ4世がアクエンアテン
             | (アテンに貢献する者)に改名。
             |・ネフェルト・イティがネフェル・ネフェルゥ・
             | アテン・ネフェルト・イティ(アテンはその
             | 光に輝く、なぜならば美しい者が来たため)
             | に改名。
1342年        |・ツタンカーメン誕生(0歳)
             |・アンクエスエンパアテン:9歳
             |・アクエンアテン:27歳
             |・アイ:43歳
             |・スメンクカーラー:21歳
             |・ホルエムヘブ:25歳
             |・ネフェルトイティ:35歳
             |・キヤ:23歳
             |・メリトアテン:15歳
             |・メケトアテン:12歳
             |・キヤが王の寵愛を受け絶大な権力を得
             | そのあと姿を消す。TUT産後に死亡。
  41年        |・次女メケトアテン13歳で没。
  40年        |・ネフェルトイティ権力絶頂に。
             | しかし、その後姿を消す。37歳没。
             |・三人の王女が他界。
               |ネフェルネフェルウアテン・タシェリト
               |ネフェルネフェルレ
               |セテペンレ
  37年        |・スメンクカーラーとアクエンアテンが
             | 共同統治?
1335年        |・アクエンアテン34歳で没
             |(本来ならば共同統治中にスメンクカーラー
             | が亡くなりその2年後にアクエンアテンが
             | 亡くなる)
             |・スメンクカーラー28歳で即位
1333年        |・スメンクカーラー30歳で没
             |・メリトアテン24歳で没
             |・ツタンカーテン9歳で即位(0地点)
             |・アンクエスエンパアテン18歳
             |・アイ:52歳(宰相)
             |・ホルエムヘブ:34歳(将軍)
  32年        |・ツタンカーテンからアテン神の名前を取り
             | のぞきツタンカーメンへ改名。
             |・アンクエスエンパァテンもアンクエスエン
             | アメン(アンケセナーメン)に改名。
             |・(即位1年後に)首都をメンフィスに遷都。
             |・遷都前まではアマルナに住んでいた。
  31年        |・カルナック神殿の復興碑建立
  29年        |・第1子流産(年不詳)
  28年        |・カルナック神殿大列柱廊建立(年不詳)
  26年        |・全土から税を徴収するようになった。
  24年        |・第2子流産
             |・自分の墓から数キロ先に葬祭殿建立。
1323年        |・ツタンカーメン19歳で没
             |・アンクエスエンアメン28歳
             |・アイ:62歳(宰相)
             |・ホルエムヘブ:44歳(将軍)
             |・アイが62歳で即位
             |・アンクエスエンアメンがヒッタイトに手紙
             |(二度目の手紙でヒッタイト王子を婿として
             | 迎えることができるようになるが王子が
             | 途中で暗殺)
  22年        |・アンクエスエンアメン29歳で没
1319年        |・アイ66歳で没
             |・ホルエムヘブ48歳で即位
  07年        |・ホルエムヘブ60歳で没

※ヌビアの反乱の収束、ヒッタイトとの戦いに勝利
 (TUT治世のどこかに入れる)
 (↑この物語では子供の流産の悲しみを紛らわすための遠征でもいいの
  かもしれない)
※アクエンアテンとティイ王妃の再埋葬(TUT治世)
 (↑多分無さそうな気配だけど、必要があれば書く)
※アンクエスエンパァテンはアクエンアテンと一度結婚しているらしい。
※メリトアテンがネフェルトイティを失脚させファーストレディになった
  という話もあるそう。
※王女やネフェルトイティが次々と亡くなっているのは流行病のせい?
 ツタンカーメンも何度かかかったというマラリアが原因なのだろうか?

色々とまだ年表に書ききれてない事項もありますが(実はある程度数がいるメインキャラの動向は別年表を作成中です)まずこの話(仮称略称:TUT9)はアクエンアテン王の一神教がなければなりたたない物語なので、その辺を知らない方にもわかるように簡潔にきちんと書いていきたいと思っています。一神教の話や政治的な難しい話はあまりくどくど書くと読むのが嫌になると思うので「簡潔に」が目標。物語初期のツタンカーテン(ツタンカーメン)は病弱で足が悪くベッドからあまり起き上がってこないような少年です。その子が19歳の人生を軽やかに元気に過ごす物語…と書くとなんか凄いつまらなそうw ただ、史実の人物以外に出てくる個性的な(はずの)キャラクターたちが盛り上げてくれると思いますので(多分おそらくきっと)…期待せずに続報をお待ちください…w また、ツタンカーメン王墓には「急いで埋葬が行われたせい(と書籍では書かれていることが多い)」で間違った場所や方向に置かれてしまった物などもあるのですが、その辺もアイがわざとやったとか、物語上ではそういう事になるかと思われます。この物語の黒幕はアイです。これはネタバレではありますが、物語の極めて初期にはわかることなので…。ただし、まだ決定ではないのであちこち変更される可能性は大です。その辺はご承知おきください。ホルエムヘブをいい人にするかアイ側の悪い人間にするかで凄い悩んでいる今日この頃。物語を書き始める事ができるようになるまでまだ先は長いですが、頑張っていきたいと思います。

そうそう、昨日遅ればせながら初詣に浅草寺に行ってきました。おみくじはもう何年ぶりかというくらいひさしぶりに大吉を引きました!慢心せずにここ数年間の地道な積み重ねが活かせるときが来るといいなと思います。色々作りたい物も満載ですが…一つづつね…とほぼ毎回書いていますねw しかし、やりたい事は一つづつではなく凄い勢いで増えていく…解せぬ…。web拍手もブログのいいねも本当にありがとうございます!引き続き何卒よろしくお願いいたします。早くサイトも更新せねばいけないのですが…更新できる物が何一つないので…せめてブログを…。
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謹賀新年! [創作]

明けましておめでとうございます。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

あっという間の2016年でしたが、皆様にとってはどのような年でしたでしょうか?私は毎年のことながら有言不実行さんでした…。それでも少しづつ、水面下ではあれこれやってはいるのですが全然サイトの方には反映できず。反映できずというよりは出来上がっている物があってあげていないのではなくて、公開できる段階までいっていない状態のものがほとんどと言うべきか。今、サイトで公開している創作は2つですが、どれもかなり頓挫状態です。いつもの事ながらやりたい事がありすぎるわけです。趣味方面はなるべく自由にやりたいと思っているので、今日はこっち明日はこっちとかなり流れ流れて作業をしている状態で…。それでは何一つ完成する事がないのはわかりつつ、絵を描く事においては過去仕事で精神的に追い詰められるくらいの事はあったわけなので、なかなか難しいなと思った次第。仕事なのでね、その辺は色々と当たり前ですがありました。

現在はクオリティの維持は非常に重要ではありますが、そんなに大変というわけではなく、手間に応じて報酬も頂けるので楽しくお仕事ができています。大事ですよ…手間と収入がある程度イコールであるという事は。同業の方に今のお仕事の稿料の話をするとそれでも安いらしいのですが、今まではもっとお安かったので私からすれば今の仕事は天国のような感じです。とりあえず、お仕事を頂けるうちは頑張ろうと思っています。まずはこの辺が第一の今年の抱負でしょうかね。

趣味の方にお話を戻しますが。
サイトで公開している創作は2つと書きました。こちらの進捗ですが「Alchemist Ψ」は第2話を書き直していて序盤はだいたい決定した感じです。2話は大筋は決まりましたので、あとはもう少し細かく描写していって最後まで書ききれば公開が可能ですが、まだ時間はかかりそうです。新たに出てくる夫妻がいるのですが、そちらのビジュアルは未着手。

「葬儀屋セジェル」は、設定を詰めなおしています。現在公開しているキャラビジュアルの変更はありませんが、性格その他に変更が出ています。お話は全てにおいて詰め直し中。色々な面で矛盾が出ておりますので仕切り直しをしようと思いました。こちらの修正版は相当公開には時間がかかる見通しです。それまでは現在の…途中までで恐縮ですが、そちらのお話で我慢してやってください…。

それから、サイトの方では話を全くしておりませんが、ツタンカーメンの短編を公開するべく現在準備をしています。これが一番創作の中では作業が進んでいるのかもしれません。とはいえ、最近作り始めたばかりですので本編は骨組みだけ(全体の骨組がある程度きっちり出来ているのはおそらくこの創作だけではないかと…汗)。現在、こういうシーンを書きたいというのを物語の構成と一緒に進めています。デジタルは便利ですよね、enterを押せば楽にシーンが挿入できますので。なるべく物語の進行に沿って書きたいシーンを順序立てて挿入していく形でお話を作っています。そして、この物語に使う「創作ツタンカーメン年表」はあらかた完成。不明点が多すぎるネフェル・ネフェルウ・アテン王(あるいは女王)は今回全てなかった事にしました。ですので、創作年表はその王(あるいは女王)の治世年は削除して繰りあげています。創作ですから、なんでもありですw

登場人物もおおよそ決まりましたが、一人だけどうしても思いつかず保留にしているのと、名前が未決定のキャラクタが数名おります。史実の物語っぽいのになんで名前が未決定のキャラがいるのかと思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、まず史実には出てこないキャラが何人もいます。ツタンカーメンとその周辺の人物は実際に記録が残っている人物の名前を使いますが(名前不明の人物を除き)メインは実はそちらではありませんので。ファンタジーなので、今回かなり無茶をやるかもしれません。また、一応コードネームというか、データを作る上で仮称(&相当略称)がないと不便ですので「TUT9(読みはトゥトナインかな…)」というタイトルを付けました。仮称です(念押し)。もしかしたら数字は変わるかもしれませんが、その時はその時で…。数字はほんのちょっとだけ重要です…多分。

個人的にはこのTUT9を2017年中にある程度形にしたいと考えています。できれば薄くてもいいので本にまとめたいのですよね…。でも、そういう風に本にしたいものも実はたくさんあるので…辛いところです。

さて、実は改装する前の当サイトにはもう一つ創作がありました。たまにブログでもタイトルを見る事はあったかと思いますが「ZEBRA」というエジプトは全くモチーフにしていない、めっちゃファンタジーな作品です。一番最初にサイトで公開した創作はおそらくZEBRAだと思います。人間の白(良い心)と黒(悪い心)を司る神様が、色々あって天上界から地上に落とされ再び天上界に戻るために戦うお話です。かなり王道ですねw この創作に関してはサイト改装後も掲載しようと思ってはいたのですが、いかんせん本編を書く事がもう難しいのです。言わなければわからないかもしれませんが、ZEBRAの基盤となっているいくつかの設定を「Alchemist Ψ」で使ってしまっていますので、キャラを変えただけのお話になってしまうのではないかという事で非公開にしてしまいました。

ただ、外伝数話は手元に文字データが残っておりますので、加筆修正をすれば公開が可能です。最初にサイトで公開した創作ですので思い入れは非常にあるのですが、これをまた公開するにはどうしたらいいのか…それをずっと考えていました。どうページを作るべきなのか。それから絵が物凄く古いので、描き直さないといけない。できれば衣装デザインも変えたい。前にも書いた気がしますが、これをやろうと思うと相当な時間を要するわけです。ですが、加筆修正をずっと続けている外伝のお話が一つありまして…これを実は公開したいのです…。まだ途中なのですが、すでに12486文字のお話になっています。昔、途中までの状態で公開していたのかどうかは思い出せませんが、そのお話は「一瞬(まばたき)の友 永遠の友」というタイトルで、エクスというエルフのキャラとリルという名の人間(職業木こり)の話。キャラクタビジュアルは、web拍手に登録していますのでもしかしたらご存知の方もいるかもしれませんが、この二人のかなりハードな出会いの物語。エクスが昔は紅の悪魔と呼ばれるほどの存在だった時のお話になります。

また加筆修正を行う際に読み返したのですが、単体でも読めるように調整をしようかと模索中。ZEBRA本編を絡めてしまうと、本編が書けない今の状態では全てが公開できなくなってしまう。その辺を悩みつつ現在に至っています。公開を完全に諦めているわけではありませんので、古代エジプトは絡んではいませんが興味を持っていただければいいなと思っています。というわけで?新年に景気付けに一枚楽描き!
ekswolf.jpg

ZEBRAより、エクスとウォルフというキャラです。ウォルフはわけあってエクスに育てられたキャラで、あまり表情を表に出さないタイプの少年。このキャラは「一瞬(まばたき)の友 永遠の友」ではない外伝に出てきます。そして散々タイトルに出てくる「ZEBRA」ですが、こういうキャラです。
zebra2.jpg

先日今の絵で描き直しましたが…もう少し詰め直したいと思います。ちょっと楽しそうな顔にしすぎましたw 結構かわいそうな目にあうキャラなので…それにあった顔つきにしないと…。久し振りに書くと自分のキャラなのに迷子になります…。ちなみに大昔に描いたアナログ原稿を昨年12月に発掘しましたので、ご参考までに。
zebrascan.jpg

ハイテックボールペンを買って嬉しくて描いたものではなかったかと思いますw 絵は未熟ながら顔やキャラの雰囲気はこちらの方が断然イメージに近いです。ずっと描かないでいるのはダメですね…。

それからもう一枚。こちらも大昔に描いたAlchemist Ψのイメージカット。
Ψ.jpg

おそらく現在公開している外伝「エシュケルの導」のイメージカットではないかなと思います。子供の頃のヘルメスですね。これもハイテックボールペンで描いたものです。他にも実はこのボールペンでZEBRAとΨのカットをたくさん描いているのですが、あんまりにもアレだったので恥ずかしいので割愛。エシュケルの導の後編も早く書かないとですね…。

そんなこんなで、色々やりすぎワロタな感じですが(いやもう本当に…何とかせいや自分…)今年は上に書いたどれかを一つくらいは…形にしたいと思っています…思って…。数年前から言ってるので、言うだけ詐欺になっておりますが、生温かく見守っていただければ幸いです…。やる気はあって一応やってはいるのですけれどねぇ…他にも豆本やら古代エジプトグッズやらも作りたいものてんこ盛りで…。何はともあれ、2017年もゆるくよろしくお願いいたします。web拍手もブログのいいねも皆さま本当に有難うございます!!反応があるのは本当に有難いことですし、続けていくための力にもなります。感謝申し上げます。拍手絵もゼブラとウォルフを追加したいですね…。あぁ…。少しづつ…頑張ります。
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2008年9月。 [創作]

2016年も早いもので残すところあとひと月足らず…。

耳の調子が良かったので少しぶりに平沢進さんの「生まれなかった都市」や「ソリトン」などを聞きまして、ふと過去の創作作品を読み返してみたくなり、全部ではないのですが前記音楽を元にした創作「Alchemist Ψ」の本編をば。や、なんですかね、もう何度も言っているかもしれませんが、この頃の自分の文章は今読み返しても「頑張って丁寧に書いているな」と。この頃と言うのはタイトルあたりの時期、2008年。Alchemist Ψのプロローグの頁を読み返すと必然的に目に入ってくるのですが、公開した日付が書いてあります。

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文章を読む前から「あ”ーーーーもうそんな前かー!!そんな前にプロローグ公開をして未だに一話途中ってどういうことやねん!!!!」申し訳ない気持ちで一杯に。それでも、去年だったか今年だったかにAlchemistΨに関してましては外伝を公開してはいるのですが、それも途中で…。あ、本編は今まで一話途中としていましたが、おそらく次に公開する本編はナンバリングで2話にする予定で、どんな話なのかは大まかに組んであります…大まかに…ね…。実際、AlchemistΨは文章にすらなっていない部分が圧倒的に多いですが、3本のお話がある程度決まってはいるのです。どうして書かないのかというと、書けない。決まってないことが多いということと、きちんと時間組をしていないためこの3本のお話を適当に書いてしまうと絶対にあとでつじつまが合わなくなるためです。この辺、行き当たりばったりで物語を作る私の詰めの甘さがにじみ出ています…。まぁでも、行き当たりばったりと言いつつAlchemist Ψに関してはB5のルーズリーフ50枚分のネタ帳があるにはあるですけどねw …しかし、このネタ帳で今でも使える事柄は多分少ないと思いますが…。

それで、時系列をきちんとしないといけないなと考えてはいるのですが、色々とやりたい事もやらねばならない事も多くてですね…。それから時系列を組むために具体的にどうしたらいいのかちょっと分からなかったという事もあって伸ばし伸ばしになっていました。最近ツタンカーメンの短編創作を作るにあたり、史実を元にする事もあってまずは年表らしきものを作ってみたのですが「あ、時系列のあたりはこういうのを作ればいいのか」と思い始めた所です。何事も色々とやらないとつかみがわからないあたり困った人間なのですが、一つわかれば応用をしていけばいいので、ツタンカーメンの年表作りが終わったらAlchemist Ψも葬儀屋セジェルも同じようにやってみようかなと考えています。特にAlchemist Ψは色々面倒な話になっているので…整理しなければと思っていました。面倒な部分はできれば面倒でなくしたいですよね…はてさて、どうなる事やら。

ツタンカーメンの創作はとりあえず、ものすごく大雑把ですが史実の年表らしきものを少し、王家の家系図なども少し、人物相関図はこれからという感じの所までやりました。相関図はまだ調べ切れていないので作れていません。王様や王妃様のような有名どころはだいたいわかるので面倒はさほどではないのですが(それでもアクエンアテン王の次の王ネフェルネフェルウアテンやスメンクカーラーはどうなっているのかでつっかかってますが、軽く流す事に決めたりとかはしましたねw)、王や王妃を取り巻く人々に関しては以前読んだ3冊分の書籍に書かれていた事をメモを見ながらまとめないとという感じです。乳母のマヤがメリトアテン(アクエンアテン王とネフェルトイティ王妃の長女)だったのでは??という情報もあるので創作にするにあたりどこをどう史実から抜き出すかで結構悩んでいます。

創作は世界観から作るので大変だけど、史実を元にすれば結構楽なんじゃないかと考えていた時期が私にもありました…。そんな事は全くなかったですねw 創作の世界を作るより史実を調べるほうが余程大変だった…。特にツタンカーメン王の事はほとんど分かっていないので辛い。調べてみて思ったのはアクエンアテンの方が年表に書き込んだ事柄が多い事ですかね。ツタンカーメンは何をやったのかはだいたいの事は分かっていても(それでも大きな事は2つくらいなのかな…)治世何年に何をしたかまではわかってないので辛い。書く事ないw まぁでも、それでもちょっと動かせる話はだいたい出来てはいるので、手元にある資料を参考にして人物関係や家系図、年表に至るまで創作をしないといけない事態になっております。史実をどこまで取るのか、さじ加減が非常に難しい…。ほぼ全体的にファンタジーではあるけれど、できればある程度史実に則った話にはしたい。史実というかリアルというか。わかる人が見ると「おお!」と、ちょっとでも思っていただけるような創作作品にしたいので頑張っております。かなり無茶はしますけどねw

「葬儀屋セジェル」は他のどの創作作品にも増して思い立ったが吉日で書き始めた物語で、実は一番まとまっていない状況下で書き始めたものです。なので、文章を頑張って書いているなと思いつつも「ああ、もう破綻してるじゃないか」と読みながら変な汗をかいております。セジェルももっと詰め直したいですね…。最終目標がちょっと弱いのでその辺を強化したいのと、物語の中の「葬儀屋」の職業形態というか…主人公ガフィールは葬儀屋の仕事をどこまでやって、その弟子のセシュタは何をする子で、葬儀屋以外の職業は死者の国メニにどこまで存在するのかとか。主人公を取り巻く人物たちも…例えば王子のエルパは王宮や国ではどんな立場で、情報屋のウヘムは表の職業はセジェルの客引きにしたり等、色々と詰めないといけない事はたくさんです。

その辺がきっちり組めたら、年に1話でもいいので先に話を進めたいのですよ…。Alchemist Ψが2008年に公開してプロローグと本編1話だけというのはダメすぎる…涙。外伝ではなく本編を進めたい…。

というわけで、骨組みがきっちりするまでしばしお待ちください。その間、絵も描かないといけなかったり仕事もあるのでなかなか進まないと思いますが、今後ものんびり生暖かい目で見守っていただければ幸いです。2017年には何か本を出したいのですけどね…。Ψの詩画集とか(もう何年前から言ってるんだよって感じですがw)、それこそ最近着手したツタンカーメンの短編創作とか…。他にも豆本やトンネルブック、エジプト関連グッズの構想はいくつもあって…あるんだけど、こう、納得いったものにならずにちょっと描いては詰んでる状態です…。趣味のグッズなので、もっと気楽に作りたい…作ったらいいじゃん!と思うのですが、納得できないものに手間やお金をかけるのは辛いだけなので…。

そんなこんなでweb拍手もいつも有難うございます!書く描く詐欺な管理人ですが今後ともよろしくお願い申し上げます。サイトトップ絵の新規書き下ろしや、拍手絵ももう少し追加したいんですけどねぇ…いつになるやら…あぁ。とりあえず、仕事は先月今月忙しいのですが、忙しい方が収入面で安心できるので精神的には穏やかに生きてます。元気です。風邪も流行っているようですが、皆さんもどうぞお気をつけて!年内にブログの更新がもうあるかわからないので(笑)早めに申し上げておきますが、2016年は大変お世話になりました!良いお年をお迎えください。ではでは!
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創作のための読書 [書籍]

美鈴です。寒くなってきましたねぇ>< やっとコタツを出したので部屋で暖まりながら色々とやっております。仕事の方は全てチェックバックや返信待ちになってしまったので、この機会に積んである本を頑張って読む事にしました!とりあえず、書かないと忘れるのでメモを取りながら3冊読了。前にも書きましたがツタンカーメンがらみの話で描いてみたい物語があるので、彼の治世に起こった事、関連人物像やその時期に生きた人々の関わり合い、王墓からの出土品などを調べました。ファンタジーなので相当改変はしますが、それにしても知らなさぎることは自覚しているので基礎を固めたいと思ったわけです。

というわけで、興味のない人には正直何を言ってるのかわからない話になりそうですが、読後の感想などを妄想全開でお届けしたいと思います。ただ、3冊読んだうち2冊は1990年代発行の本なので情報は古いと思われます。その辺ご承知おきの上ご覧ください。あと、私の知識もいい加減なので書かれている事は鵜呑みにしないでください。や、本当に妄想の域を出ていないので。

・黄金のツタンカーメン

図説 黄金のツタンカーメン―悲劇の少年王と輝ける財宝

図説 黄金のツタンカーメン―悲劇の少年王と輝ける財宝

  • 作者: ニコラス リーヴス
  • 出版社/メーカー: 原書房
  • 発売日: 1993/12/10
  • メディア: 単行本


ご存知の方もおられるかもしれませんが、最近?ツタンカーメン王墓に秘密の部屋があるという説(https://www.academia.edu/14406398/The_Burial_of_Nefertiti_2015_ ←英語の論文です。私はまだ読めていませんが、以前TBSで放送されたツタンカーメン王墓の特番の内容かなと思います)を発表されたニコラス・リーブスさん(エジプト学者)の著書です。3章までは7月くらいに読み終えていたのですが…ようやく最近全部読めました。ツタンカーメンの事を知るならこれを読めば大体網羅できるのかなと思いますが、発行がだいぶ昔(1993年刊)なのでどうなのかなw 個人的には王墓出土の品物のことを知るにはいい資料になりました。

この本で気になったのは、黄金のマスクの耳たぶに開けられているピアス穴が発掘当時は丸い形の金箔で塞がれていたという事(現在展示されているマスクはその金箔は剥がされているようです)と、王のミイラの耳にピアス穴が空いていたという事。マスクは外見の様式性はあるけど(どの王の顔も大体一緒な感じで表現されていますし)一応は故人に似せて造られる感じだったと記憶しています。もし王に似せて作られたのなら、ミイラの耳にもピアス穴が空いているわけだし塞ぐ必要性があったのかなという素朴な疑問が湧きました。ただ、男性がピアスをつけるのは幼少期だけとの記述もあるので…習慣に則って塞いだのかな…。ただ、このマスクは王のためではなく別の人のために作られたらしい?ので(カルトーシュ内の王の名前は誰かの名前に上書きされた痕跡がある)塞ぐ必要性があったという事なのかしら…だとすると、このマスクの元の持ち主は誰なのか…これはまだ解明されていないようなので保留。

上の話も色々と気になりますが、個人的にこの本を読んで一番びっくりしたのは発見当時墓を守るように置かれていたお神輿型の厨子の上にアヌビス神が乗っている出土品に物が入っていた事でした。一応「厨子」と言われていたので物が入っていて当たり前なのですが、前記した通り個人的には墓を守る置物的なイメージが強かったので、この事が書かれている文章を読みながら「マジで!?」と変な声が出たほどです。や、驚いた。ちなみに入っていた物も何か不思議な物が多かったですね。ファイアンス製の牛の前足とかミイラの小像とか…だったかな?

あと、国家の敵である「墓泥棒」のヒエログリフというのがあって、杭に人が刺さっている辛辣な文字を初めて知りました。わかりやすいというか何というか…w それから王の石棺の蓋の中央に亀裂が入っていて(蓋を横断するくらい大きなもの)そのヒビは埋葬当時についたものであるとか、儀式用アイテムが別方角に置かれていたりと埋葬が物凄く慌ただしく行われた事を物語るような話も書かれていました。どうしてそんな事態になったのかは不明なようで。王の急死だけの問題ではなさそうだけど…(病死説である場合、ある程度死期などは予測できたと思われるのでそんなに慌てる事はなさそうだと思うのだけど…それとも超予想以上に早く亡くなってしまったという事なのかな…?)。墓泥棒が手を出せなさそうな所も間違っていたりするので、荒らされて何とかなったとも考えにくいし…。それとも間違いじゃなくて理由があって故意でそう置かれたとかはないのかな?とか考えつつ、謎が謎を呼んだまま次の本へw

2冊目に読んだのは

誰がツタンカーメンを殺したか

誰がツタンカーメンを殺したか

  • 作者: ボブ ブライアー
  • 出版社/メーカー: 原書房
  • 発売日: 1999/05
  • メディア: 単行本


病死説が有力になってしまった今ではちょっとどうなのかなと思いつつ、個人的にはツタンカーメン王の周囲の人物や治世時の出来事をどのように書いているのかが気になって読んだ本です。直接の死因が現在では病死説が有力であったとしても、いつのご時世でも暗殺者は偉い人を狙っていると思うのでそういう企てがあって実行してちょっと成功したりという事態もあったかもしれないし、他にも色々と得るものはあるだろうしという事で。著者のボブ・ブライアーさんは古病理学(古代の病気などを研究する学問)の専門家で、エジプト学者でもある方です。個人的には三冊の本の中で一番色々な事が伝わってきやすい感じの文章でした。知りたい事も大体網羅できましたし。ただ、この本も1999年刊で決して新しいわけではないので、今でも使える情報がどこまでなのかを判別するのが難しい所です。

読みやすいのですが、暗殺シーンなどの架空の話の部分だけが脳内で映画のように再生できない感じではありました。まず、宮廷内の生活が私には知識としてないというのもあると思いました。ただね!王妃様は一緒に寝ずに後宮でというのは理解不能ではないのですが、王の部屋で農民夫婦が寝ている事がまず分からずw 使用人なのかな…?でも王が使用人に農民を選ぶのかっていう…寝てる時なんて一番無防備なんだし…と色々と突っ込んでしまいました。

でもまぁ、きっとそうなんだろうなと気を取り直して続きを読むと、今度は私が個人的に「高反発高床式枕」と呼ぶ枕に横向きで王が寝ているという記述が。…あれ横向きで寝るの辛くね?と思いましたが、ツタンカーメン王墓からは枕と一緒にクッションらしきものも出ていると「黄金のツタンカーメン」の本に書かれていた気もするので(多分)、首のあたりにクッション当てればさほど苦しくないのかなと場面補完。ツタンカーメン王は後頭部が人よりも大きかった気がするので、上むいて寝るのがきっと厳しかったのかもしれない…でも横向きも結構厳しいと思うのよね…あの枕だと余計に…とぐるぐるしながらも続きを読む。

私が一番理解ができなかったのは、王が暗殺時に殴打されたと思われる場所を暗殺者が殴りつけるシーン。殴打された場所を解説するレントゲン写真がこの本の別ページに掲載されています。後頭部の首と頭の接合部分で、これは写真を知っていたので改めて見なくてもどこだかわかっていたのですが…暗殺しに来たのにそんな端っこ殴るのかね?という素朴な疑問が…。文章では明らかに上から下に鈍器を振り下ろしている感じでしたので、それであの場所に物を当てるのって難しいと思うのですがどうなんでしょ?横向きではなくうつ伏せに寝ていたのならわかりますが…。ただ、王は殴られた後も少し生きていたのではないかと(その当時は)言われていたらしいので即死されると辻褄が合わないのだろうなと思い、そこを傷つけられて即死させずに暗殺説を唱えるのであればその方法しかなかったのかなぁとは思いました。暗殺…というのがネックですよね…。これが階段滑って後頭部打ってしばらく生きていたけど何かの拍子に悪化して死んでしまいましたという方がすんなり読めそうな気がするのですが、おそらくそれではカッコ悪いし本にしても多分売れないww そもそも何で暗殺説になったんだろう…?それは序章に書かれている「テレビで放映されたレントゲン撮影の話」が原因なのだろうけど…専門家ではないので、打撃の時と階段で滑って後頭部を打つのでは傷のつき方が違うという事なのかなということで自己解決させました。傷のつき方が一緒ならきっと暗殺説はなかったのではないかなぁと思ったので…この内容の文章だと(素人考えですが)。

・正常の範囲ですが、ことによるとこのあたりで、脳を覆う膜の下に出血が起こったのかもしれません。出血は後頭部に打撃を受けた結果とも考えられ、ひいてはそれが死因となった可能性もあります。

また、石(アラバスター製)で出来たかったい高反発高床式枕(に横向きで寝ている王)に向かって鈍器で殴りかかって、周囲が朝まで気がつかないというのもどうなんだろう?場所が場所だけに枕に直撃しなかったのかな…?枕に当たっていたら凄い音しそうだけど石と石だとそうでもないのかな…??後宮の人々は気がつかないだろうけど、近くで寝てた農民の夫婦は??(ちなみに暗殺犯は農民夫婦ではなく別に侵入してきている)。というのをはじめに読むわけなので、ちょっと今後の本の内容は大丈夫なのかと心配していたんですが、暗殺場面以外は個人的には引っかからずに読めました。面白かったです。まぁでも、暗殺シーンの想像ができないのは私だけなのかもしれないので(私の認識がずれている可能性もあるわけだし)一概におかしいとは言い切れないのですけどね。

暗殺に関することはまぁ置いておいて。この本で一番気になったのは、アマルナ様式の話。アマルナ美術はアクエンアテン王や他の王族もめっちゃ面長だし指長いし、物凄い独特な雰囲気を醸し出した壁画や彫像が印象的ですよね。この独特な雰囲気に関してはどのように現在では見られているのかは私は知りませんが、こちらの本ではアクエンアテン王は「マルファン症候群だったのでは?」と記載されています。病気については検索かけていないのでわかりませんが、長い特徴的な指や切れ長の目などはそれに当たる…らしいです?でも壁画に描かれている人全員がその病気を発症していたのかは謎。アクエンアテン王が発症していたので、その特徴的な事を隠すために他の人もそう描かれたという話も書いてあったかも。木を隠すなら森の中…。

それから、これはこの本で読んで「言われてみれば!」と思ったのですが。普通、王様のお墓には王妃様の絵が描かれていることも多いのですが、ツタンカーメン王墓の壁画にはアンケセナーメン(アンクエスエンアメン)は壁画に一切登場していません。まぁ、壁画自体少ないので王妃様を描くスペースがなかったのか時間がなかったのかというのもあるかもですが、あれだけ椅子や装飾箱等に仲睦まじく王と共にいる王妃の姿が壁に一つも描かれなかったのは私は不自然な気がしました…。どうしてでしょうね?王妃様が墓に描かれることを拒んだのか、のちに王座を引き継ぐアイが正妃に迎える気満々だったので描かせなかったのか…??これもすごく気になりますよね…今何か新しい研究結果は出てるのかなぁ。

あと、古病理学専門の方が書かれている本なので、古代の湿布薬の話は参考になりました。まだ読んでいないのですが、薬関係?(植物関係?)の本は別著者の本も買ったので後で読みたいと思います。

ファラオの秘薬―古代エジプト植物誌

ファラオの秘薬―古代エジプト植物誌

  • 作者: リズ マニカ
  • 出版社/メーカー: 八坂書房
  • 発売日: 1994/12
  • メディア: 単行本


ちなみに著者が暗殺を企てた張本人として最有力候補にあげていたのはツタンカーメン王の次の王になったアイでした。

さて、最後に3冊目です。実は読むのは2度目です。今回読んだ本の中で一番新しい本です。とはいえ、4年前の本ですが…。

ツタンカーメン 少年王の謎 (集英社新書)

ツタンカーメン 少年王の謎 (集英社新書)

  • 作者: 河合 望
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2012/07/13
  • メディア: 新書


最初に読んだ時は私もまだツタンカーメン王墓の黄金のマスクや豪華な遺物の写真を見て喜ぶ程度の知識しか備えていなかったので、読んだことは読んだのですがちょっと難しかったのかもしれません。でも、前2冊の本で予習をしてから再読したら理解できる範囲が増えていて面白かったです。かなり優しめに書いてくださってはいるのですが、やっぱり古代エジプトは情報量が多いのだと感じました。色々な事を知るには、そのための予備知識がいる。もちろん本にはその辺書かれてはいるのですが、ツタンカーメンの周囲の人の情報は不明な点が多かったり、似たような名前も多いので私には飲み込みにくかったのかなぁとは思いました。頭悪いので許してください…。

この本で気になったのはネフェルネフェルウアテン王のお話でしょうか。この辺も現在どういう説が有力なのか私は知らないのですが、こちらの本ではアクエンアテン王亡きあと、スメンクカーラー(即位名:アンクケペルウラー/ツタンカーメンの兄とも言われているが詳細は不明)が何らかの理由でメフェルネフェルウアテン(スメンクカーラーと即位名が同じ)に改名→しかし数年で他界し、彼の王妃であったメリトアテンがその名をついで即位したと書かれています(かなり要約してしまっていますが)。ちょっと名前の表記で色々と面倒くさい問題が浮上してしまった王様?のようですが、2012年に開催されたツタンカーメン展の時にポスターやチラシに大々的に使われていた「ツタンカーメンの棺型カノポス容器」は、ネフェルネフェルウアテンのものであったと推測されているようです(カルトゥーシュ内の王名がツタンカーメンに書き換えられているらしい)。ちなみにツタンカーメン展の図録には「ツタンカーメンが王になる前に短期間エジプトを統治していたアンクケペルウラー(スメンクカーラーとネフェルネフェルウアテンの即位名)の名が刻まれていた事が知られている」…と書かれています。この辺は本と図録の記述が一致してました。なるほど。

ただ、もしネフェルネフェルウアテンが女王であった場合(この辺今どうなっているのかな…男性で王様説もあるので何ともですが)、彼女の副葬品が多数ツタンカーメンに使い回されている事も考えると、もしかしたら墓も使い回されている可能性もあるわけで、そうなると王墓の元々の持ち主が女性である事から今の王墓の通路を入って右曲がりの様式(第18王朝の時代は右曲がりは王妃(女性)、左曲がりは王(男性)だそう)は納得できるのかなと思いました。王妃様なら小ささも納得できるのかな…???ただ小ささでは納得できても、数々の装飾品の豪華さまで納得してしまって良いものなのかどうか…。この辺も詳しくないのでわからないのですけど、女王の在位は2年くらいだそうなので2年であんなに用意できるのかなって。あと2年あれば墓はもっと大きくできたのかなって思ったり。(そうなると、リーブス氏の「隠し部屋があるかもしれない」という説は、誰のものかは置いておいて納得はできる気もしました)

ツタンカーメン王墓は急ぎあてがわれた私人墓(あるいは貴族墓)と書かれていることが多いのだけど、王家の谷に墓が持てた人って限られていたんじゃないのかな?誰でも持てたとは思えなんだけど…。だとすると、そこがもしネフェルネフェルウアテン女王のためのお墓ではなかった場合、元は誰の墓だったのか、はたまたそこに埋葬されるべき人は今はどこに埋葬されているのかも気になる所。こう考えると…わかってないことが多いなぁと思うのでした…。研究されている人は本当に大変だと思う。お疲れ様です。

しかし!妄想は楽しいのだけど、こうして書いてみると自分でも何言ってるのかわからなくなるのは困りますね。ちゃんとまとめるには多分もっと知識と文章力が必要なのかもしれません…orz

そんなわけで、もう少し読んだほうがいいのかなとは思ったのですが、あまり知恵がついてしまうと創作するのに身動きが取れなくなりそうなので(すでに結構息苦しくなった状態ですw)読書大会はこの辺で一時休止。あとは創作する上でわからない事を調べる程度にとどめることにしました。まぁどうせほぼ99%は架空の話になるので、あまり詳しい事は知らなくても大丈夫といえば大丈夫なので。ただ、人物関係はちょっと抑えておきたかったので読書はとても有意義でした。楽しかったし!メモを取りながら読んだので時間がかかりましたが(しかもあとで清書しないといけない文字の汚さw)ちょこっと何かを調べるのに本を最初から探さなくても済むようにしてあるので便利です。めでたしめでたし。

web拍手もブログのイイねもいつも有難うございます!!なかなかサイトもブログも更新できていませんが、今後ものんびりよろしくお願いいたします。
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